不幸中の・・・いや、痛み中の幸い ついてる!
入院した。
仕事中に急な痛みに襲われて。
脊椎腫瘍か、椎間板ヘルニアか、の疑い。
痛みで動けず、病室ベッドでオムツ着用の寝たきり。
身内も友人も職場の人たちも驚いていた。
私も驚いた。
つい数日前まで何不自由なく動いていたのに。
検査を全て終えて結果が出るまでは、詳しい治療方針は示されない。
ただ、医師から職場復帰にはしばらくかかりそうとだけ告げられた。
でも、
不幸中の幸いがあった
いや、痛み中の幸いと言える。
それは、
ベッドが窓際だということ。
綺麗な空
刻々と変わる雲
少しずつ色づく大倉山(六甲山)
自然豊かな公園
それら美しい景色を存分に観ていられる。
入院中、あり余るほどの時間がある。
読書や音楽を聴きたいが、痛みで集中して読めない、聴けない。
でも、
景色は観ていられる。
ずっと観ていても飽きない。
このところ、秋晴れが続き、澄んだ空が美しい。
心が洗われるよう。
吸い込まれそう。
いっそ吸い込んでほしい。
日頃、読みたい本も、じっくり聴きたい音楽も山ほどあるが、
仕事に追われ、慌ただしく思うようにできていない。
少し痛みがやわらいだら、それを楽しもうと思う。
それができるまでは、この美しい景色に浸ろう。
あー、痛い。
痛いけれど、文字を少し打てて良かった。
何より、
窓際で良かった。
ついてる!