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ものを大切にするアルゼンチン
ブエノスアイルスにきています。
1ヶ月近くたちました。
先日、夫のお母さんのリクエストで、壁のリペアをしました。
夫がしたので、わたしはサポートをちょっとしたくらいです。
アルゼンチンでは、みんな物を大切にしている感じがします。
夫が、
カッターある?
と聞くと、
あるよ
とお母さんが言って、取り出したカッター。
それ、カーラが離婚した時に、もらってきたんだ
と言います。
ゆうに、10年以上前の話しです。
マニキュアある?
(位置の印をつけるため)
と聞けば、
あるよ
と言い、
それもカーラが離婚した時にもらってきたんだ。
と言います。
よくそんなのもらってきて、しかも何年も取っておいてるな、と思って、びっくりします。
もの、という物を、とても価値のあるもの、としてみている感じがするのです。
日本だったら、
断捨離
ミニマリスト
と言った言葉がはやっていて、
捨ててスッキリするように、
といろいろな本もささやきます。
あふれすぎたものに囲まれる生活はたしかにストレスを感じます。
だけど、それに便乗して、捨てすぎちゃう傾向もわたしにはありました。
当たり前だけど、ものを新しく買うことには、お金がかかります。
それから、捨てる、ということは、環境にも負荷をかけているし、大切にされなかったものたちがかわいそうです。
日本は、100円ショップもあって、安く手に入ることも多いので、見逃しがちなのですが。
そして、アルゼンチンでは、貧しいひともたくさんいて、ものを盗まれる、ということもよくあります。
そういう背景で、よりものを自然と大事にするのかもしれません。
このことは、わたしに学びを与えてくれているな、と思います。
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3時間ほどの作業でしたが、きれいに仕上がりました。
唯一、壁側右がすこし右肩下がりにずれてしまったことが微妙ではありますが。