いろんなパートナーシップがあっていい
夫のお父さんは、何度かパートナーを変えています。
2番目のパートナー カーラのお家に招待されて来ています。
昨夜は、BBQパーティーをしました。
どうしたって、夫はスペイン語で話すのが楽みたいで、わたしがわからないことも多いです。
だけど、幸運なことにみんな英語は、母国語よりは話しにくいとはいえ、みんな話せるので、英語でみんなで話したりもします。
BBQのやり方をよくみててね
とカーラは言い、
炭火のやり方などを話します。
夫は、こういうの日本にはないでしょ
というので、
実家にあったよ
と答えます。
カーラは、知らないの?奥さんの実家行ったことないの?
と言うので、
夫は、僕嫌われてるからね、
と答えます。
そう。
父は彼を無視していて、
母も、そんなによく思っていないみたいです。
カーラに、わたしの両親には、夫との結婚をよく思われていない話しをしました。
なんでよ、なにが気に入らないのよ
タトゥー?
口ピアス?
外国人だから?
関係ないじゃない。
そんなこと言ったら、わたしのパートナーは女性なのよ。
女性が女性を好きになることだってある。
でも、誰のことも傷つけていないわ。
悪いことはしていない。
誰かを愛して、暮らしていきたいってだけ。
そうでしょ。
と語りかけます。
不意打ちで、わたしは、一瞬泣きそうになります。
そして、だからこそ、カーラたちが、こうして歓迎してくれていること、
肯定してくれていること、がとても嬉しいんだ、
って伝えました。
カーラはわたしの両手をとり、
大丈夫よ
両親は、四角い箱のなかにおさまっていてほしかっただけ
ゆっくり伝えていけば大丈夫だから
あなたたちが愛しあっているってことが1番大切であって
それを伝えていけばいいのよ
とわたしの目をみて、はっきりと言いました。
結婚って、ほんとは、結婚した時点で、強い意志があるものなのかもしれないけど、
こうやってわたしは、2年もたっても、まだ、わたしたちの結婚を、今かためつつあります。
すこしづつ、これで大丈夫。
わたしは大丈夫。
わたしたちは大丈夫って。
結婚してからも、前に結婚をやめたこと、つまり、離婚を
これでよかったのか
妻として
母親として
と悩んでいたくらいだから、そりゃそうだ、とも思います。
前の結婚から決別できてないのに、次の結婚にコミットして進めるはずがない
でもまあ、仕方がないですね。
結婚式でもよく
未熟なわたしたちですが、、
って言うじゃない。
そう、未熟だけど、そこから成長していく、でいいですよね。
わたしはわたしのペースで大丈夫でしょう。
こうやって、一歩一歩進むしかできなかったんだから。
そうして、今日、奇しくも、10月14日は、わたしたちの2回目の結婚記念日です。
カーラのお家
ブエノスアイルスの街中の喧騒を離れ、セキュリティが在中しているエリアに家をかまえています。
景色が美しく、静かで、近所もきれいに整備されている本当に素敵なお家です。