ご先祖様に相談したところ、、
断捨離が加速してきました。
掘るところ掘るところ、出てくるわ出てくるわ。
ごみ袋がどんどん大きくなります。
「これどうしよう」という迷う心とバイバイできるんだ。
それだけでも価値があるではないか。
購入したもの、いただいたもの、処分することにいたたまれない気持ちもあります。縁あってうちにやってきたものたちの最後を誠意をもって決めてあげる。
数か月前にはたと思い置き場所をみたらないものがありました。
まずい、どうしよう。どこに行ったのだろう、婚約指輪。
かしこまった格好をするときにわりとしていました。普段使いのアクセサリーと一緒にしていたはずだけど。焦って心当たりのところやカバンのポケットなども探したけど見つかりませんでした。
旦那さんが知ったらどう思うだろう。高いものだからさすがに怒るかもしれない。これは墓場まで持って行かないといけない秘密だと心に決めました。
昨日断捨離をしながら、指輪のことを思い出し、もう一度アクセサリーの棚を探したけどありませんでした。
「ご先祖様、あの指輪を探してください。よろしくお願いします。」
と頼んでみました。
ずいぶん前に買ってまだ棚板を入れていない本棚も完成させて使おうと思ったら、棚板を止める金具ダボが行方不明になっていることに気付きました。
あれ、わかりづらいところにしまってはないはずだけど、どこにあるだろう。
「ご先祖様、ダボを見つけてください。こんなお願いばかりですみません。」
と、自身に情けなさを感じながらお願いしました。
引き続き断捨離をし、あのアクセサリーももいいかな、と引き出しを開けました。そこに何ということでしょう!引き出しの真ん中、アクセサリーを取ろうと手を伸ばした先に指輪があったのです。
引き出しには色々入っていますが、扇子の上にちょこんと指輪。ありえない、この引き出しを先日ひっくり返して探したのに。
ご先祖様が置いてくれたんだとすんなり思いました。
断捨離は一日がかりとなりました。夕方近く、本を並べている棚を整理していて、身に覚えのない手のひらサイズの段ボールの箱を見つけました。これなんだろう、と手に取ったらネジなどのイラストが描いてあります。あ!!思った通り、ダボが入っていました。
ご先祖様、ありがとうございます。ありがとうございます。
思わず声に出してお礼を言いました。
不思議なことがあるものだ。
夜、帰宅した夫に「最近なくしものをしてね、あとダボもね」と一部始終を話しました。ひとつはダボと言い、あとひとつは「なくしもの」とぼやかす意図に気付いているのか気づかないのか不明ですが、夫もへえと面白そうに聞いてくれました。
ご先祖様に話しかけるようになってから半月ほど、名前を実際に呼ぶようになってから1週間、なんとなくご先祖様にわたしの声が届いている気がした出来事でした。
よかった、ありがとう。