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仕事Day続く~子どもたちと作る音

器用ではない、歌も下手、絵心なし。
自分はクリエイティブなことに向いていないと思っています。
右脳派・左脳派なんてよくいいますが、完全に左脳派でしょう。

昨日は前日に続き午前から午後に渡り音読指導をした1日仕事Dayでした。
朝7時半過ぎに家を出て、9時から吉祥寺V-netで音読サイコロ暗算と作文道場。12時半ごろ吉祥寺を出て、さいたまの自宅に戻り留守番していた息子とお昼ご飯を食べて、15時40分からの自宅レッスンのために家を掃除、親子の生徒さんを迎えて音読とサイコロ暗算指導。

前日は大人のレッスン三昧でしたが、昨日は全部子どものレッスン。
V-netの音読道場ではお子達わらわら8人集まりました。
「ひ、ふ、み、よ、い」のカタカムナの言い方で「お、は、よ、う」と入ってきて以降ずっとその調子の子、超絶機嫌悪そうに入ってきてドスンと座る子、椅子に座ってられず動き回っている子、などまちまちです。

V-net音読道場の長である大澤先生の指揮で母音とカタカムナを発声。ご機嫌斜めの子に目をやるとしっかり口を動かし声を出しています。講師を入れて総勢10名、V-net全体に声が満ちました。
いつもなら発声練習の後はテキストを開き進めていきますが、昨日は特別企画「ホツマツタヱ」でした。
ホツマツタヱはこのブログでも何度か取り上げていますが、日本に水田稲作を広めたリーダーたちの物語です。稲作が広がったときなので弥生時代のもの。縄文のカタカムナより後のものになります。文字はヲシテ文字で書かれています。

いくつかの歌と本文をカタカムナ読みしました。歌じゃないところまで五七調で美しい。歌に至っては左から読んでも右から読んでも同じな周り歌もあり、古代の人へのイメージが覆ります。本文のところは現代でも理解できる言葉遣いで日本語の変わらなさに驚くばかりです。

サイコロ暗算は4人を担当。学年は2~5年生。
各々が次々と「できた!」「どうやるの?」と聞いてくるのでそれらに「あってる、いいね!」「ちがうなあ、どうやって計算した?」、時には58×8×8など瞬時に計算できない問題もあったりするので、その時はまず答え合わせで電卓を使ったり、大忙し。
前日に大澤先生としゅりさんとした打ち合わせでインスタ活用の話をしたのに、写真すら撮れませんでした(;'∀')

作文道場では絵本を数冊大澤先生が読み、その感想をまずメモに書かせてから作文用紙をわたし、作文にしてもらいます。
不機嫌だった子は絵本を聞きながらいろいろツッコミをいれます。「その発想いいね、あとでメモに書けよ」と先生が応えます。
絵本の後、もう何度か参加している子どもたちはすぐにメモを書き上げ作文に突入。その本の内容を少し紹介するといいよという先生のアドバイスを拒絶した子、気がついたら絵本を立てて自分の用紙を隠しながらあらすじを書き入れていました。
書いた後は読み上げてチェック。ひとりの子は絵本の続きを創作していました。あらすじを入れた子は誰が読んでもどんな話で何にその子が感心したかわかる作文を仕上げていました。

午後の生徒2年生の男子、親子で参加。しゅりさんと4人で発する凛とした声が響いていきます。
あまりの心地よさに、この声が消えた後も空気を震わせどこまでも広がっていくんだろうと思えました。ホツマツタヱには民の言葉の乱れを直すために作られたアワ歌という歌がありますが、音として出す言葉にはそんなことができるのでしょう。

その後のサイコロ暗算も、5個のサイコロを転がすという非常な頭の運動となりましたが、午前午後で聴いた声の響きはいつまでも頭に残りました。

音読を教える、平たく言えばそうですが、これは子どもたちとの創造事業だ。自分たちが思っているより波及していくのかもしれないな、と夜布団の中で思いながらあっという間に意識を失いました。

ここにも量子力学。本を読み進めよう。

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