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不安を救う存在~息子、古民家合宿へ

夏休みに9泊10日の奥多摩での古民家合宿に参加した息子。
長い不在を楽しむぞー!と実家に行ったりしていたら、7日目に現地で食あたり騒動が起きて突然に合宿が終了しました。

秋にリベンジ合宿をするから、と聞いてきた息子、案内が出たことを告げると「行く」と即答しました。
合宿では1日9~10時間ほど勉強するのに、無条件に行きたいそう。
月末開催されるプチ合宿にも行く気満々です。
奥多摩の古民家を「居場所」と捉えている様子、嬉しく思っています。

秋の合宿は10/11(金)~10/14(月祝)までの3泊4日。
木曜日の夜、自分から荷物の準備を始めました。珍しく夫の言うことを聞いて、持ち物を書き出し時間をかけて荷物をそろえていました。

金曜の今日は学校があるので、集合時間の18時には間に合わず、19時過ぎの電車で現地駅に到着することになっていました。
息子が電車に間に合うように帰ってくるか心配でした。
あまりにリュックが重いので、すぐに使わない教材を送ってあげると預かって、音読の仕事のあとに郵便局に持ち込み明日の午前に着くように送りました。ひとつ安心。

家に帰って、息子が乗る予定の電車の経路を印刷しました。先生の電話番号を記入しました。16時半に出られるように帰ってきてほしいな。
思いがけず早く息子が帰ってきました。手にはズボンをポロシャツを抱えていて、下に着ている体育着姿でした。エレベーターの中で脱いだとのこと(;'∀')

とにかく急いで帰ってきたようです。
合宿に持って行く教科書やワークを学校で手提げ袋に入れて持って帰ってきて、そのままリュックに中身を移すという工夫もしていました。着替えもせかされることもなく済ませていました。
時間に少し余裕があったので、おやつを出しました。
「違和感がある」と言って、学校のカバンのところに行ってペンケースを取ってきました。「危ない忘れるところだった」

息子はとても落ち着いていました。心配していたわたしの心も安心してきました。上着を持たなくていいのかと何度も聞いても「いらない」としっかり答えるのでそれでいいのだとまで思えました。

16時半前に家を出て、自転車に荷物を載せてあげて駅まで歩きました。
部活の1年生に会いました。
「今年の一年って品がないんだ」
と息子。どうして?と聞くと、
「ベルトを持って歩くから。たるませたり引っ張ったりパンパン鳴らすんだ。おれの目の前でも鳴らされた」
と答えました。確かにその一年生はベルトを一本持っていました。どうして品がないと思うの?と聞いたら、
「怖いし、ベルトがかわいそう」
へえ、そう思うんだ。品がないという表現が面白いと思いました。

爽やかに行ってきますと言い、駅の中に消えていきました。
さあ、スマホを子どもに持たせない親の試練が始まります。

二時間以上の道のり、無事に乗り換えできるかな。重い荷物でリュックが破れないだろうか。
ぼぼくんは余裕の表情だった、きっと大丈夫。
わたしはわたしで自分の用事をしました。

気がついたら19時10分。もう着くはずです。
「ぼぼくん!ぼぼくん!」と何度も大きな声を出し、手をたたいて奥多摩に気を飛ばしました。
現在20時7分。連絡はなし。どうやら無事に着いたようです。

夫の努力もあり、毎日勉強をするようになった息子。
今回もよい経験になることでしょう。
楽しんできますように。
快く支払いをしてくれた夫にも感謝。

よかった、ありがとう。


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