選ばない選択~自分を大切に
「あと10年くらいかなと思うと、何でもかんでもやるのもね。
自分が本当にしたいことだけをしたいのよ。」
昨日、近所のコミュニティスペース浦和コモンでSさんが言いました。
他にも赤ちゃんの居場所、マルシェなどでよく顔を合わせるSさん。わたしより上の世代の方です。鍼灸師で身体のあれこれをよくご存じで、先日は「玄米カイロ作り」ワークショップに参加しました。
とても配慮のある方で、いつもみんな楽しくてぎりぎりまで浦和コモンにいてしまうのに、切りまわしているぶちょーの負担を考えてさっと時間前に帰って行きます。
わたしは下の世代なのでもう少し残りの年数はあると思いますが、あっぷあっぷの自分のスケジュール、Sさんのことばが心にしみわたりました。
人から誘われたものはよほど興味がない限り断らない習性です。めぐりあわせに意味がある、ご縁だと思ってその日が空いていれば行くことにしています。それでもいいのだと思うけれど、それを選択しないパラレルワールドもいいかもしれない。どの選択でも必然だったらもったいないこともないのかも。
昨日は息子をしこたま叱ってしまいました。怒号を響かせて。母音もたっぷり。
「ここからしか期末テストに出ない」という用紙を学校に置いてきたそう。
取りに行こうかなと言い出したのが夜の8時。
わたしが浦和コモンから帰ってきた時はテレビを見ていました。そのあとタブレットに顔を突っ込んでいました。翌日から期末テストなのに。
そして8時に前述の発言。
中学入学時から試験前日でも該当科目の教科書を忘れてきたりしていて、全く進歩なし。
文字通り瞬間湯沸かし器、息子のことより自分が脳溢血とかであの世に行っちゃわないかが心配なほど。
息子はわたしが怒っているので困っている様子でしたが、わたしが去ると鼻歌交じりで何かしていました。
今思うと、技術のプリントがない選択の先の世界を楽しみにしてやってもよかったのかなとも思います。
横道にそれました。
Sさんの穏やかな顔つきが印象的でした。
カレンダーという檻から出て自由になろう。
よかった、ありがとう。