クラファンに関わる
2年半前から日本語音読指導者として活動しています。
何度もここに書いているので耳タコならぬ目タコな人もいらっしゃるかもしれませんが、このきっかけは息子が幼児だったころ書店で手に取った本「将来の学力は10歳までの読書量で決まる!」が面白くて著者松永暢史氏の本を読むようになり、息子の教育環境を設定することが親の務めと心得て収入の2割は書籍にあてる、ユダヤ式教育の本を読んでみるなど、松永氏の本に書かれていることを色々実践していました。
松永氏は受験のプロ、カタカムナから始まる古典音読、サイコロ暗算法、抽象構成作文法を編み出し、たとえ高校生が来たとしても「あいうえお」の発声の仕方から指導し、アタマをよくし、希望通りの学校に入れてしまいます。
松永氏の1冊の本から始まったと言っても過言ではないわたしの子育て、息子は願った通りに成長し、無限の可能性を秘めています。
そして自らは一読者だったのが、色々な出会いや機会があり、今は松永式音読法を教える指導者となり、さいたまで活動するほかに松永氏の本拠地であるブイネット教育相談事務所での音読道場にも勤務しています。
音読指導者は4期の養成講座を経て70名ほどになり、本部の音読道場連盟を前田先生が運営しています。前田先生は松永先生の右腕のような、松永式音読法やサイコロ暗算、作文、焚火の有効性を十二分に理解し、ご自身も家庭教師やキッズスクールの運営で音読をベースにした指導をされています。
公式ページによると前田先生はわたしよりちょうど10歳年下、音読指導者の年齢層は様々ですが、わたしと同世代や上の方々も多く、塾を経営していたり、ヨガや武道を教えている人もいる中、わたしのようなもともとは専業主婦の人もいます。そんなばらばらなバックグラウンドの人たちを取りまとめて、指導者たちに指導者としての活動ができるように色々な愛あるアイディアを出して実践しようとしてくれ、わたしたちの考えも尊重して常に話し合いながら決めていこうという姿勢を示してくれます。
そんな前田先生から、「音読道場のリアルな場を持つ」と言う話がありました。
今まであえて固定の場をもたずにオンラインや借りた会場で音読指導やイベントをしてきたのですが、機会があり満を持して東京スカイツリーを臨む地に「東京スカイツリー校」を開設することにした、と。
子どもだけに留まらずゆくゆくは大人も学べる場所ができる。
住宅をDIYして手作りで学校に整えていく、その資金が必要となるため、クラウドファンディングに挑戦するとのことでした。all or nothingの、目標額に達さなかったら全額返金のクラファン。わたしも応援メッセージを書かせてもらい、11月末のスタート後にエッセイも載せてもらいました。
音読が子どもの地アタマをよくしてくれる。何かやろうとしたときにアクセルを踏みやすくしてくれる。
音読指導者としていろいろな可能性を試しながら活動しています。ひとりではなかなかできない、横につながる仲間がいるからこそできると感じることが多々あります。そして何かあったら前田先生に相談する。教育者らしく、上の立場で話を聞かない、あくまで対等の立場で「僕ならこうする」とアドバイスをくれたり、子ども視点を絶対に忘れない人。
全体からしたらまだまだ認知度が高くない音読を多くの人に知ってもらい生きる糧にしてほしい。そんな願いを持ちながら旅するわたしたちのひとつの挑戦が前田先生が音頭を取るこのクラファン。
こんな未来への扉がひとつ、クラファンというかたちで作られました。
サイトには東京スカイツリー校創設を通して教育のひとつの在り方が詳しく語られています。
へえ~こんな未来を描いているのか、音読ってこんな可能性があるのか、学校といってもいろいろな形があるんだ、「知る」と言うかたちで応援してもらえたら嬉しいです。
「プロジェクト概要」「活動報告」に、応援メッセージやエッセイを載せてもらっていますのでそちらも♬
松永氏の本を手に取ったあの時、こんなことになるとは夢にも思わなかった。人生はおもしろい!
よかった、ありがとう。