激しく嬉しいこと、激しく怒れること~ピアノと暴力塾講師
昨夜は珍しく全然眠れませんでした。
時計を見たらげんなりしそうだったので、時間を見なかったですが、目がさえてさえて仕方がなく、寝る前を引きずり頭が悲しく悩み続けていました。
朝起きた時、あれ、眠れたのか、嬉しいと思いました。
今23時過ぎですが、激しく眠いですw
今日は音読のレッスンが午後にありました。大人の生徒さん。平家物語の「扇の的」を楽しく読みました。少し雑談をしたときに、話がつぎからつぎへとよどみなく出てくるので、音読の効果かもしれませんね~なんて話していたらその生徒さんが、「そういえば!」と最近ピアノの発表会があり、直前の練習に(楽譜をいないという)負荷をかけたら難なくでき、練習してきた自分に曇りない自信を持てて心がすっかり軽くなり、その良いイメージのまま発表会を乗り越えられたという話をしてくれました。「ふっと心が軽くなってね」と生き生きと語る生徒さんの表現がこちらの心にもすっと入ってきました。「音読をやってきたおかげとはっきり思えた」と嬉しそうに話してもらえてわたしも嬉しく感じました。音読とピアノは別物ではあるけれど、音読で声を響かせているとなぜか物事をよいほうに引き寄せられたりするのは体験済みです。何より彼女がそう実感し楽しそうにしているのを見るのは講師冥利に尽きることでした。
夜、その喜びと対極のことが起こりました。
妹からのLINEが来ました。何やらたくさん文字が書いてあります。
小6の甥っ子が学習塾から予定より一時間経っても帰ってこない、GPSを確認すると塾の位置、携帯にメールしても電話しても反応なし。塾に電話したら先生が出て、「いろいろあって怒って、子どもが泣いて、すみません」といったそう。
帰宅した甥に聞いたところ、問題がわからなくて黙っていたら先生がキレて3秒で答えられなかったらぶっ飛ばすぞと言われ、あわてて答えたら間違えて机を蹴飛ばされたそうです。その後教室にひとり取り残され、謝りに行ったら許してもらえず、逃げて帰ろうとしたら連れ戻された。。。
妹はすぐにでも辞めさせたいけれど、甥はなぜかまだ行くというそうです。
習い事はやめたくない、別の塾に行くのが嫌なのだろうと妹は言っていました。
甥っ子はなんて恐ろしい思いをしたのだろうと思います。ほかの子の邪魔をしたりして怒られたのなら仕方ないけど、問題をすぐに答えられなくて机を蹴るだなんて、しかも大人が他にいない塾でそんなことするなんて。逃げて帰ろうとしたなんてよほど怖かったのだろうに。
松永先生は「子どもに劣等感や苦手意識を持たせたらおしまいだ」とよく言われます。その真逆を行く塾講師。「最近いらいらしている」と子どもたちは感じていたそうです。昨日も別の女の子を怒りものを投げたそう。
妹は後味悪くなるのいやだから、どうにかいい形にして気持ちよく辞めたいそうです。我が子のためにズバッと何か言ってスパっとやめれば十分に気持ちいいと思うのだけど。
何かと子どもが犠牲になってしまう。心が痛みました。
そして、どこか塾に行かなくてはならないと思っている様子の甥。
塾なんて行かなくてもいい方法があるよ。おばちゃんが音読教えてあげるよ~。
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