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AIが学校の定期テストの採点をすることについて
今週返却された息子の期末テストの解答、見ると先生方のまるが踊っていない、まるも点数も黒で書かれています。
黒で書かれた活字の数字が点数なのかと尋ねたわたしに、
「AIが採点した」
と息子が教えてくれました。
息子の汚い字もAIが読んで丸を付けてくれるのか。
昭和生まれには到底ついていける話ではありません、
ちょうどその日に音読に来てくれた方が語ってくれたことが頭に浮かびました。
その方のお父さんは教員の仕事をしたことがあるそう。
わたしが息子のテストの点数がよくないことを嘆くように言うと、
「父が言っていたんです。テストは教師をテストしているのだ、と。生徒の点数が悪いと、自分の教え方が悪いということだ。と父はいつも言っていました。」
素晴らしい方だ、と思うと同時に、たしかにそうだとも思えました。
今の子どもたちの現場はどうだろう。
点を取った子と取らない子、点数低いと子どもが肩身が狭いイメージ。
先生の負担を減らす目的でAIが採点するようになったのでしょう。先生はその答案用紙をその後一問一問確かめるのかな。ならばリズミカルに〇をつけていったほうがむしろいいのでは、と思ったり。
先生方の仕事は大変なのだろうけど、日々教えてきたことをテストで子どもたちができているかを把握する。それを確かめる作業をAIに取られたのは先生方もやるせなく思っている人がいるかもしれない。
検定や入試の採点ならAIが大活躍すればいいと思います。学校のテストの採点は教師と生徒との心通った対話といえるのでは。先生方は〇をつけながら間違いの多い問題について今後の対策を考えたりするんじゃないかな。いつもは振るわない成績の子の頑張りを見つけたり、こいつこんな間違えしちゃってとクスッと笑ったりするんじゃないかな。
レストランでもロボットが出来上がった料理を運び、人間が食べ終わったお皿を後片付けをするのを見て疑問を感じました。
先生の仕事の軽減化をしたいなら、報酬がほぼないときく部活動顧問から外してあげて、外部からその道に長けている人を迎え入れるなどしたらどうだろう。
外野は何でも言えて学校も迷惑千万でしょうが、花形の仕事をAIがするのは断固反対、と思いました。
教員だったお父さんの話をしてくれた方の話を聞けたことに感謝。人生は美しい、と思いました。
よかった、ありがとう。