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「麻ことのはなし」は「真の喜び」~麻ひらき

中二の息子が小学校低学年の時に知った、都内の自然育児のグループ「おひさまのおうち」。
初めて訪れた時、また来たいと思い、興味ある講座があると参加するようになりました。皆さんよく来ていて顔なじみの様子、都内の人も多く、自分は新参者で少々遠方のさいたまから来ているしもともと自然派ではない、若干アウェイ感がありましたが、何度も足を運んでいるうちに顔見知りの人も増え、自然派に変わり、そこで行われた松永暢史先生による日本語音読指導者養成講座に通い、珠洲でのサマーキャンプに行ったあたりで、ググっと小巻さんやほかの方々との距離が縮み、「おひさまのおうち」をホームのように思えるようになりました。

小巻さんが選んで紹介してくれるものに絶大な信頼を置いています。
彼女はそこに愛があるか見定めて提案してくれます。
ここ数年、麻のことを小巻さんは調べていました。栃木の大麻農家に話を聞きに行ったりしていました。

昨日から新宿三丁目で「おひさま麻ひらき」が開かれました。期間は三日間。
わたしは中山康直さんの「麻ことのはなし」を聞きに行ってきました。
中山康直さんは大麻の取り扱い免許を民間人で初めてとったという、麻の第一人者。麻と向き合ってきた経験から得た知識や見解を惜しげなく伝えてくれました。

大麻は石油ができることなら何でもできると言います。
コンクリートならぬヘンプクリート、ヘンプオイル、ヘンププラスチック、洋服、食物などなど。
中山さんはヘンプカーで日本を縦断し、排気ガスを肺いっぱいに吸い込んでも大丈夫で乗ると皆元気になるヘンプカーを全国に紹介しました。

大麻の栽培は非常に厳しく管理されていますが、その可能性を知れば知るほど麻を身近に感じたいと思いました。

会場には麻の洋服も売っていました。毎日麻を身に付けることで身体の感覚が変わってくるようです。

植物は生きものよりよっぽど昔から地球に住んでいました。
わたしたち人間は地球のひとところを借りて住んでいる感覚を失い、地球を自分たちの都合の良い場所に変えようとしているきらいがあります。邪魔なら伐採、薬を使って植物を絶やそうとしたり。
でもひずみが色々なところに出ている。
もう限界では?
古い歴史ある麻は人と最も関わりを持っている植物と言っても過言ではありません。実際古代の人はエネルギーを感じて麻と付き合ってきました。

「かしこみかしこみお返し申す」

映画「すずめの戸締まり」で人間がいいように使って廃墟にした場所を戸締まり(お返し)している登場人物のセリフが聞こえてきました。
自然をコントロールするのではなく共生するのがわたしたちのあるべき未来、子どもたちに贈る未来。

麻を知り、その幅広い用途に驚きます。
人間に寄り添ってくれる麻。
麻=自然。
自然はすべてをわたしたちに与えてくれる。
これは頭で理解してはいけない、身体全体で感じたいなと思いました。
麻のものを肌にまとい、感じることから麻との付き合いを始めようと思いました。

麻、ニューアイテムがやってきました。
植物が気になり野草へのアプローチを始めたことが急に生き生きとしてきました。

小巻さんに感謝。

よかった、ありがとう。





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