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私の読書史~洋書編

今朝、息子が修学旅行で日光に旅立ちました。
家事をして10時からオンラインの英検1級勉強会に参加、友達とランチ、帰宅後息子のバレーボールクラブ合宿の調整をして、洋書&昼寝。
夜は久しぶりに英会話スクールのグループレッスンに参加。久しぶりに英語を話しました。

一日の中で絶対にやると決めていることがあります。
ひとつは洋書読書、もうひとつはこのnoteにブログを書くことです。
私は英語学習が好きで、英語力を高めたくてTOEICや英検をよく受けていた時代がありました。その時に、試験には直結しないけど洋書を読むと英語体力がつくと聞き、読んできました。でも大変でなかなか続かないので、「30日連続チャレンジ!」という企画をし、洋書を毎日読むことを自分に義務付け、それが先月末でまる二年になりました。今洋書歴3年目です。

英語学習では多読が効果あるといわれ、そんなに難しくない本をたくさん読んでいくことがよく推奨されます。それに則り私も初めは簡単な単語で書かれたラダーシリーズ、日本でも人気の児童書「マジックツリーハウスシリーズ」「グレッグのダメ日記シリーズ」などを読んでいました。それがあまり面白くなくて続きませんでした。
私は子供じゃないので児童書に共感することが難しく、ラダーシリーズなどはあらすじだけがわかり、味わいを感じられませんでした。

そんな中、数年前から始まったマスク大活躍のアレで息子の在宅率があがり、家族で洋画を見ることが増えました。子供も見れる洋画ということで好きでもないファンタジー「ハリー・ポッターシリーズ」を見たら面白くて、何で人気があるのかやっとわかり、原書を読んでみようという気になり、シリーズ全作をメルカリでゲット、読み始め、やはり読むのに骨が折れたので「30日連続チャレンジ!」を発動し、勉強仲間も誘い、言い出しっぺの自分がさぼるわけにいかない環境を作りました。

この二年間、たくさんの洋書を読みました。

まず「ハリーポッターシリーズ」。これは本当に大変でしたが、登場人物が生き生きと描かれ、J・K・ローリングの力量を感じます。時には涙、たまに和書を参考にしながらなんとか7冊読破することができました。

その後、印象的な本と言えばLois Lowryの「The Giver」から始まるシリーズ4作。これも児童書ですが、日本では大人向けの本として売られています。映画にもなりました。SF作品で、このマスク騒動の結果みたいな感情から何から完全にコントロールされた世界が描かれています。作者も今の事態が自分の作品みたいになりそうでびっくりしているかもしれません。

小学生の課題図書にもなった「Wonder」も考えさせられました。息子も私があらすじを話すと興味をもって和書を読んでいました。

その後、大人向けの本を意識して読むようになりました。
話題になっている本、洋書市やメルカリで安く買った本。1日5ページくらいしか読めないことも多いですが、そんな数ページでも毎日読むと500ページ以上ある本もいつか読み終わる、そのことが面白く励みになります。

「PACHINKO]「The Last Thing He Told Me」「All The Light We Cannnot See」「Italian teacher」「The kite Runner」「The Moon and sixpence」「Elon Musk」etc

色々な本を読みました。洋書で和書ほど深く読み込めないのですが、それでも書き手によって浮かんでくる何かがあるのが感じられます。文体もそれぞれで非常に簡単な英語で書かれた本もあります。
わかったことは話題の本が名著とは限らないということ。単に自分の好みではないだけかもしれないけど。「PACHINKO」は日本語訳もされ人気で面白くまさしくPage turnerなのですが、エンターテイメントだ なあと感じます。「The Last Thing He Told Me」は話題でジュリア・ロバーツ主演でテレビドラマ化されるなんて記事も見ましたが、面白かったのは始めだけ、物事のつじつまもあってないような気がするし不完全燃焼と言える残念な終わり方でした(あくまで私の感想です)。アマゾンのレビューでも同じ感想を見つけて、レビューを見る楽しみも知りました。

私が読んだ大人向けの本で一番好きなのは「All The Light We Cannnot See」です。第二次世界大戦時のフランスの少女とドイツの少年の話が短い章でほぼ交互に書かれ、英文もシンプルで読みやすいです。それゆえか行間がとても際立つのです。とても雰囲気をもった作品だなと思い、読んだ後手放す本も多いですが、この本はずっと手元に置いて繰り返し読みたいです。

先日私の読書史という記事を書きましたが、40年遅れで洋書の読書史がスタートしている。やっぱり本が大好きです。



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