前夜の興奮~好きなことを糧に
こんなタイトルを掲げたら。
よく読んでくださる方々はこう思うでしょう。
「明日は音読×発酵なんだな」
ピンポーン!その通り!
今わたしは幸せであると同時に悔やんでいます。
「音読×発酵」は相棒しゅりさんと主宰するミクマリ音読道場の遊びながらも肝いりの企画です。古典を音読して声の響きを通した空間で麹調味料を作り、発酵尽くしのお食事をいただきながら思い思いのおしゃべりを楽しむ。作った麹調味料は参加者の方々で等分して持ち帰り育てていただく、そんな会です。
今月の「音読✕発酵」のテーマ、音読は百人一首、発酵はコンソメ麹です。
百人一首は、日本人なら大体の人が知っていて、学生時代に多少なりとも覚えたりして触れていて、和歌といえば百人一首を思い出す人も多いと思います。
現代まで親しまれているだけあって、音がすばらしい。一音一音読んでいるとカタカムナとリンクしたりもします。「かみのまにまに」「カムナマニマニ」とか。
今回、百人一首をどんな切り口で参加者の方々に楽しんでもらうか考えました。音読で体感してもらいながら、知ることでまた深く味わってもらう。
いろいろ考え、書物も参考にしながら、百首の順番についての一考を軸にしてセレクトした数首を読むことにしました。
百人一首は藤原定家が編んだもの。順番に着目したことはありませんでしたが、自分が編者だったら、やっぱり順番は熟考を重ねることでしょう。
藤原定家は百人一首に何を込めたのか。
百人一首に収められた歌の作者は天皇、貴族の男女、僧侶、様々です。年代順に並んでいるとWikipediaにはありますが、そうかな。そうだとしても偶然にも意味のある並びになっています。
ちょうど去年の大河ドラマ「光る君に」とかぶる時代、一条天皇の後宮サロンメンバーの歌も。
これは面白いのではないか。
構想をまとめ、資料にして、ワクワクしてきました。
もう少し早く準備して、SNSなどにちらりと内容の予告ができれば。
それをちょっと悔やんでいますw
子ども時代から歴史が好きで読書が好きでした。
古典音読で歴史を覗くことが増えました。特に「音読×発酵」では自分で調べたことを自分の感性でまとめてお伝えしています。その準備が楽しくて楽しくて、ひとり奇声をあげています。
歴史の1ページを音読でお話しする会を開きたい、そんなことを考えるようになりました。
好きなことを形にしていく。
歴史をアウトプットしていくなんて考えたこともありませんでした。
人生は面白く優しい。
よかった、ありがとう。