寒い季節に心が温かくなる小説3選
こんにちは、くまりすです。
日増しに寒くなってきました。こんな時は心から温かくなる本を選びたいですね。今からの季節にぴったりの3冊をご紹介いたします。
ご紹介する3冊は今年よく読まれているベストセラーです。
いずれも読みやすく、ほっこりする読後感。
ぜひ、心のカイロとしてご常備ください。
木曜日にはココアを 青山 美智子
川沿いに立地する隠れ家のような雰囲気の良いカフェで働く主人公は、週に1回平日の昼下がりに来店し、決まってココアを注文する女性の事が気になり…
今年、本屋大賞2位を受賞されました青山美智子先生のデビュー作。
美しい詩のような比喩がロマンチックで、魔法の言葉の数々に心が軽くなり、ほっこりする。
読みやすい文章で、子供から大人まで楽しめます。
各章が15分ほどで読めますので、隙間時間にもおすすめ。
寒い季節に心温まる12の物語。
もう少し詳しい本の紹介、感想はコチラ👉読書ブログ「木曜日にはココアを」青山美智子
そして、バトンは渡された 瀬尾 まい子
何度も両親が変わり、血のつながらない父親、森宮さんと暮らす高校生の優子は担任の先生から悩みがあれば打ち明けるよう声をかけられるのだが、悩みが見つからず心配してくれる先生に申し訳なく思ってしまう程で…
本屋大賞を受賞した人気小説。今秋、映画化されました。
血のつながりとは?親子とは?家族とは?人とのつながりの意味や大切さを考えさせられます。
美味そうな料理と思いやり溢れる会話がある食卓シーンが多くほっこり。森宮さんと毎日一緒に囲む食卓は家族の幸せが詰まっており、暖かい気持ちになれる一冊です。
もう少し詳しい本の紹介、感想はコチラ👉読書ブログ「そして、バトンは渡された」瀬尾まい子
ひと 小野寺 史宜
女手ひとつで僕を東京の私大に進ませてくれひとた母が急死した。僕、柏木聖輔は二十歳の秋、たった独りになった。大学は中退を選び、就職先のあてもない。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた砂町銀座商店街の惣菜屋で、最後に残った五十円のコロッケを見知らぬお婆さんに譲ったことから、不思議な縁が生まれていく。
2019年本屋大賞2位受賞をきっかけにベストセラーに。
ひとりになって、より「ひと」のあたたかさを知る。心にしみる青春小説
誰にでも孤独を感じる瞬間がある。孤独になった時どうすればよいのだろうか?
人との触れ合いの中で自分を探す若者。実直な性格の主人公を応援したくなりました。周りの人の優しさに気づき、ほっこりする読後感。
もう少し詳しい本の紹介、感想はコチラ👉読書ブログ「ひと」小野寺史宜