幸せとは空っぽのことである
人は満ち足りていると幸せだと感じる。
美味しいものをお腹いっぱい食べたとか
好きな人と付き合えたとか結婚できたとか
出世して稼げるようになったとか
貯金が増えたとか
好きな場所に遊びに行ったとか
見た目がカッコイイとか可愛いとか
だけど、
美味しいものをお腹いっぱい食べられなくても家族と一緒にいられたら幸せだと思う人もいる。
結婚していないほうが悠々自適で幸せだって思う人もいる。
出世して偉くなりたくない人もいる。
どれだけ稼いでも心は寂しいままの人もいる。
家に引きこもって一人で本を読んでる時間が好きな人もいる。
見た目より中身を大事にしている人もいる。
幸せの価値観は人によって違う。
人が幸せだと感じている裏側に、幸せだと思わない人が存在している。
お互いに打ち消しあっているから
結局のところ幸せとは空っぽのことなんだと、そう思うようになった。
だから、誰かを羨ましいと思ったり
誰かを可哀想だと思うこともなくなった。
誰にも価値を定義付けることはできないのだから、争ったり傷つく必要もない。
とたんに生きる世界が平和になった。
法要に行った際、般若心経を読んでびっくりしたのは
まさにその感覚に近い内容であったから。
やはり、幸せとは誰にも定義付けられないもの、「空っぽ」のことなんだと再確認した。
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