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“抱っこしちゃだめ”は保育士あるある?赤ちゃんの”抱っこ”と保育は実はとても密接というお話。
こんにちは! ベビーウェアリングコンサルタントのかとうじゅんこ です☺︎
保育士あるある?赤ちゃんを抱っこ”しないで”と言われた日々
私自身、保育士として保育園で働いた経験がありますが、みなさんの保育園では「赤ちゃんの抱っこやおんぶ」をどう考えたり、実際にどうしていますか?
私は、自分が母親になる前に働いていた0才クラスでは、
・一人をたくさん抱っこするとみんな抱っこしてほしくなって仕事にならないからできるだけ抱かない
という先輩の教えがありました。
赤ちゃんを甘やかしてはいけない。自立してもらうためにも、最低限しか抱っこしてはいけない。
と言う話に、「わーん目の前で泣いてる赤ちゃんをできるだけ抱っこせずに、どうしようもなくなるまで待つなんて〜〜〜 抱っこしてあげたい〜😂」と思いながらも、保育士たるものそういうものなんだ! とそのまま信じてそうするように努めました。
でもね。我が子を育ててみて思ったんです。生まれて数ヶ月、数年の赤ちゃんの泣きは、”ただの甘え”とはなんか違うぞってこと。
今この時期にたくさん抱っこしてあげることが、赤ちゃんにとってむしろ必要なことなんじゃない?と。
この時は根拠もなくそう感じただけでしたが、週に1回のパートで保育補助復帰した時は、こっそりたくさん、ふれあいを求めたり望む赤ちゃんには応えるようになりました。
(実際に、抱っこばかりしていたら保育士さんは仕事にならないことも実感として感じます。保育補助だからこそ、それができたんだろうなと。赤ちゃんのその時の望みに応えて動いていい立ち位置のスタッフとか保育補助が現場にたくさんいたら、赤ちゃんにとっても保育士さんにとっても、いいなあ。経営とか考え出すと・・・なことはおいといて、そう思います。)
豊な保育の時間につながるベビーウェアリング
そうこうしているうちに、「ベビーウェアリング」に出会います。
赤ちゃんの抱っことおんぶを、世界基準で学ぶと、それはそれは目からウロコのことばかりでした。
・赤ちゃんの生涯に関わる、発達段階に合った姿勢があること
・抱っこすることで生まれる、赤ちゃんと大人の絆などの心理的なこと
・触れ合いや温もりが、赤ちゃんの生涯の心の基盤を作ること、自己肯定感の育ちに関わること
やっぱり、感覚で感じた「ただの甘えとは違うぞ」っていうことは、超超あたりでした。そして、
・抱っこの方法や道具の使い方を”ちゃんと”知ることで、大人の肩こり腰痛などが激減すること。
保育士さん、腰痛が労災になることがあるほど、体力勝負の仕事です。
お散歩の時、赤ちゃんをおんぶして抱っこしたり、両腕に赤ちゃんを同時に抱えたり・・・なんて日常ではありませんか?
・災害などの緊急時、安全で素早く避難できるおんぶをする方法
月に一回は必ずある避難訓練。まだ歩けない赤ちゃんたちと素早く避難するために、おんぶ練習は必須です。
でも、ただおんぶをするだけでは、安全な避難は叶いません。より安全で、より大人が素早く動ける方法って、何だと思いますか?
ベビーウェアリングには、赤ちゃんとの日常を過ごす中で大切なことがものすごくたくさん含まれていて、ただの「抱っこの方法」とか「抱っこ紐の使い方」という粋をものすごく越した学びでした。
保育士さんがベビーウェアリングを知っていることで、身体が楽になるだけでなく、赤ちゃんや子どもたちとの信頼関係も育みやすく、保育の時間がこれまで以上に豊になるに違いありません。
でも今は、保育現場に出る人が、学校や試験勉強の中で体系的に抱っこを学ぶことはありません。
そんな現状に悔しくなって、子育て支援者、専門家向けベビーウェアリング研修を全国で開催してきましたが、その多くの参加者さんは助産師、理学療法士、看護師、整体師さん。保育士さんの参加はとても少ないのが現状でした。
家庭の次に長く過ごす(赤ちゃんによっては家庭より長く過ごすこともある)保育園で働くプロだからこそ、ベビーウェアリングの知識をプラスして、豊な保育の時間をつくってほしいと、一保育士として、ベビーウェアリングコンサルタントとして願っています。
ベビーウェアリングを知ろう
私 かとうじゅんこ が担当するオンライン講座があります☺︎ 気軽にベビーウェアリングの入口を知れる”聞くだけ”ものから、実技も含む内容のものまで。
保育を充実させたい方、保育を一歩リードしていきたい方、要チェックです♡