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ヒラドツツジ:庭に彩りを添える新たな選択肢

平戸は戦国時代から南蛮人の渡来地でした。

それで沖縄や台湾、中国本土などのツツジが持ち込まれ、それらと平戸にあった寺社の日本のツツジが自然交雑して現在のヒラドツツジの原型が出来上がったと考えられています。

江戸時代の和漢三才図会に既にヒラドツツジの名前が記載されています。

九州の平戸が原産地だったことからもわかるようにヒラドツツジはやや耐寒性に欠ける面があります。

しかし、直径10cmを超える大輪花であり、冬でも常緑の葉を維持できることから、ツツジの中でも非常に人気があります。

ある程度のスペースがあれば住宅のお庭でも栽培可能なので、お庭のシンボルとして栽培されてはいかがでしょうか。

ヒラドツツジの名所

平戸の崎方公園に原木園があります。

佐賀の大興善寺や御船山楽園、長崎の長串山公園はヒラドツツジの名所として有名ですよね。

ヒラドツツジの品種

大紫は赤紫の大輪花でヒラドツツジの中では耐寒性がある方でしょう。

千重大紫は大紫の八重咲き品種です。

曙は全体が淡いピンクで花の中心部が濃いピンクになります。大紫の枝変わりです。

白妙(しろたえ)は曙の枝変わりで、純白のきれいな花ですね。

ヒラドツツジの育て方

ヒラドツツジは基本的に直射日光とお水が大好きです。

庭植えの場合は1年中、よく日のあたる場所に植え付けてください。

鉢植えの場合は水切れしやすいので、真夏は毎日水やりする必要があります。

庭植えでも真夏に乾燥が続く場合は、しっかり水やりしてください。

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