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【やる気がでない】 感情に良いも悪いもないシリーズ(文章版)
やる気がでない話の下書きです。
この感情が必要になるケースによって、症状はさまざまです。
ハッシュタグに注目
感情に良いも悪いもないシリーズ
今回は
『やる気がでない』です。
「先生、やる気が出るツボってないですかねー」
この言葉をわたしは、たぶん何千回と聞いています。
特に男性。
わたしの印象では、彼らは体の痛みよりも、やる気が出ない感情に支配されていることへの苦痛の方が何十倍も大きいように見て取れるんです。
やる気ってなんだろう。
そんな漠然としたモヤモヤを感じているある日のこと。
居間からうちの旦那さんの、「お!」ていう期待交じりの声が聞こえてきて、
気になってキッチンからちょっと様子を覗いたら、
旦那がこう、腕を組んで、何やら真剣にテレビに見入ってるんです。
そのときやっていたのが、サスケってていう番組で、
すっごい大がかりなアスレチックのコースを、
制限時間内にクリアするという番組で、体力自慢の人たちが、果敢に挑戦していました。
で、その「お!」っていうのが、
職業サスケと紹介されている、山田さんのことみたいなんです。
この山田さんは、はじめてサスケを挑戦した時にクリアできなかったのが、相当悔しかったらしく、
家で、サスケのアスレチックセットを自前で作ったり、
練習の時間をつくるために、会社をやめて、自由がきくアルバイトに変えたらしいのです。
カメラは、サスケに人生全てをかけている彼の日々を追っていました。
こういうのを見るたび、わたしはいつも思うのです。
どうして男って、どいつもこいつも、こうなんだろう。
思わずぼそっと、
「バカ・・・」
って言ったら、
旦那がクルッとこっちを見てこう言うんです。
「男ってばかだろ? でもいいか? よーく聞け。
男ってな。 たったひと言。 すげーって言わせたいんだ。
そのためには命だって懸けられるんだ」
それを聞いたわたしは、やっぱりバカだーって思うのですが、
と同時に、患者さんたちがあれほどやる気という感情にこだわるのが少し理解できる気がしました。
自分の周りは、スゲーって言わせるためにどんどん前に進んで行くのに、
自分はこのどうにもならないやる気が出ないという感情で前に進めない。
ひとり天井を見つめながら、
「おれ、このまま腐っていくのかな・・・」とつぶやく。
わたしは、彼らのそんな切実な思いを知って、
できることなら何とかしたいと思うのですが、
体は、骨のゆがみを使って心を折りにきます。
具体的に言うと、頭蓋骨がゆがんで、
やる気が出ない表情に固定されるのです。
よく、うつ病を経験した人は、うつ状態になっている人を見るとすぐ分かるといいますが、
それがこの表情です。
これがでちゃうと、まず、笑えません。
人間って、どんなに辛くても、笑うことで前向きになれたりしますが、実際は、
骨が笑い顔をサポートしています。
すべてを失った時に、もう笑うしかないっていうもの、
体が、それでも生きていくために笑顔の骨格にするからなのです。
逆に、体がその笑顔を封じると決めると、
無理に笑おうとしても、引きつって卑屈な表情になるのが精いっぱいです。
そこから読み取れるのは、何でだかはわからないけれど、
とにかく今は、この人にとって、「やる気がでない」という感情が必要らしいということ。
そこでわたしは、
この骨のゆがみが出るタイミング、環境、食事、いろいろな角度から調査をしました。
すると、そういうことかーという理由が見えてきました。
それをこれからお話ししていきましょう。
体からのメッセージの最初のステップは、感情です。
やる気が出ないという感情を、
感じてはいけないと思い込んでいる人は、
やる気が出ている演技をしながら、走り続けてしまいます。
そうすると体は、痛みやうつなどの症状で、強引に行動の操作をはじめます。
走り続けなければいけないと思い込んでいた彼らが 、
実際に休んでみることで見たものとは。
それをピックアップしていたら、
あるわ、あるわ・・・
とりあえず、多いケースのものを8つほどご紹介していこうと思います。
やる気が出ない(目次)
ケース8 所属組織の問題解決優先の腰痛
つづく
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