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かすみ目を推理・長時間作業をしていないのに文字がぼやける時、体は何を伝えようとしているのか
パソコンやスマートホンなどで文章を打ち込んでいる時、それほど長時間作業をしていないのに、文字がやたらと霞むときってありませんか?
コロナ自粛の影響で、個人事業が手軽にできる時代に大きく変化したような気がしています。
それに合わせてかすみ目の相談が爆発的に増えました。
最初はリモートワークが増えたからかなと思っていたのですが、体のゆがみの変化を観察していると、ただの目の疲労ではなさそうなのです。
そこから浮かび上がってきた、かすみ目のキーワード。
それは、
『その作業は、結果が目的からズレてしまいますよ』
どういうことかというと、
わたしにかすみ目が発生した事例から説明しましょう。
2年ほど前、わたしは、解読施術をたくさんの人に受けに来ていただきたいという思いで、宣伝を考えました。
その時思いついたのは、解読の症例を物語にして配信しようとしました。
ところが、目がかすんでまともに文章を書き進められません。
そこであらためて、この物語が完成した後の展開をイメージしてみました。
まず、物語というのは、セリフを考えたり、登場人物の名前を考えたり、風景描写とか、解読の内容以外の描写にかけるエネルギーがハンパない。
さらに面白くかけて万が一話題なったとしても、それは作家としての成功で、オフィスに患者さんが来ることにはつながらない。
おそらく物語をかくという作業のその先の結末は、自分が望む目的とずれてしまうのではないか。
目がかすんで文字がブレるこの症状は、そんな未来を表現しているのかもしれません。
ではこの時、体はどのような歪みを発生させているのでしょうか。
それは副交感神経側にスイッチを入れる歪みです。
これは歪みというより、副交感神経側にスイッチを入れる動きです。
ではなぜ副交感神経側にスイッチが入ると、目がかすみやすくなるのでしょうか。
それは、水晶体の太さをコントロールする毛様体筋は、交感神経がコントロールするからです。
交感神経とは、狩りに適した体にする神経です。
素早く動く獲物の姿を正確に捉えるため、毛様体筋を使ってピントを合わせるのです。
副交感神経とは、栄養の吸収や修復に適した体にする神経です。
主に睡眠時に活発になるため、 毛様体筋を使ってピントを合わせる必要がありません。
そのため、 副交感神経優位の時に文字を見たりすると、 目がかすみやすくなるのです。
ではなぜ体はこのかすみ目を、仕事の作業中に発生させるのでしょうか。
それは体が、その作業で得られるものが、本当に自分が欲しいものではないと知っているからだと思われます。
体は、その獲物を取る必要がないと判断すると、狩りに適した体にしないのです。
このかすみ目の特徴は、かすみ目とセットで眠くなります。
そういう時は、作業内容を変えてみましょう。
眠くならず、目の焦点が合う作業は、見通しが明るいと思われます。
このメカニズムを知っていると、不快なかすみ目も、 仕事の見通しを図る便利なセンサーとして役立つかもしれません。
ただし、 眠くないのに目の焦点がずれる状態が長期にわたる場合は、何らかの目の病気が発生している疑いがあるので、すぐに眼科で相談しましょう。
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■ 解読カイロプラクティックの解読施術は、骨のゆがみのパターンから、体のことばのジャンルを割り出し、一緒にその理由を推理し、ゆがみ解除に向かう対策を考えます。
■ 解読による症状の変化には個人差があります。
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