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読書で、人生は変わった ー 産休・育休編

読書で人生は変わる。

出産してから、急に本を読みだした。

学生を卒業して、仕事を始めて、結婚して。

初めての妊娠、出産を経た頃。

「このままではだめだ」

という、当時なんと形を表せば、どのように表現すればいいのかわからなかったもやもやが私を取り巻いていた。

「何か今の自分を変えないと」

そういう思いが向かった先が、読書だった。

読書と言えば、私が祖母から繰り返し聞いていた話によると、私は幼少期に絵本を自分で好んで読んでいたこと。
たしかに、「ぐりとぐら」や「はらぺこあおむし」などをみると、幸せな感情がふわっと心に広がる感覚が確かにある。

そして、小学生の頃はわかったさんのおかしシリーズが好きだったことも今思い出せる。

わかったさんの表紙をみると、これまたふわっとした幸せな気持ちが広がる。
今すぐ食べたくなるようなお菓子と、ちょっとした冒険のわくわく感が小学生当時の私には絶妙にマッチしていた。

その後の読書と言えば、父の本だらけの部屋にあった様々なカテゴリーの中から、何冊か気になる小説があればピックアップして、それを何回か繰り返す。
共感性の強い私は、感情や感覚に強く訴える作品に出合ってしまうと、心が揺さぶられすぎて日常を失うような気持ちになることもあった。

国語の時に教科書に選抜されている内容を読んで、国語の先生の話を聞くのが大好きだった。
あの時に、ディスカッションする時間があれば学生時代にもう少しアウトプット能力をあげることができただろう。

ようやく大学生になっても、読書を貪るわけでもなかった。読書の必要性をそこまで感じたことはなかったのだろう。

そしてようやく第一子を授かった折は、色々重なり大変。
産後も育児が大変な上に仕事まで中断して、全くどうしていいか分からくなった私が、まず手を伸ばした本。

①自己啓発といえば。大人になっても成長できる。

それまで本をあまり読まなかったので、手軽に読めそうな、かつわくわくするような本を探し出しました。

主人公の変化量が震えるほど大きくて、次々ページをめくりたくなる、そんな本です。

私がこの本の影響で変わったことと言えば、ユニセフに毎月3,000円を募金するマンスリーサポーターになったこと。
今は辞めていますが、計2年ほど寄付を続けていました。

シリーズ全て読みました。面白い。

②時間はかかるけど、賢い人は結構読んでいる

大きめのスケッチブックを使ってワークを進めながら、たしか何カ月もかけて読んだ本がこちら。


これを読んだ私の変化①は、
夫と相談し家訓を作ったこと。

「お互いを尊重し、のびのびと」
もう私しか覚えていないだろうけど、今でもこれは自画自賛です。

変化②は、
自分を取り巻く様々な刺激に対する自分の反応は、自分で選べるという自由があると気づけたこと。
妊娠中も色々重なり大変で、産後も育児が大変な上に仕事まで中断している私の弱っていた心にとても響いた部分があります。

「刺激と反応の間には選択の自由がある、という原則である。」

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

これは、第二次世界大戦時にナチスドイツの強制収容所に送られたヴィクトール・フランクルという精神科医の人生からの引用。

これを読んで、初めて私は、自分を取り巻く様々な刺激に対する自分の反応は自分で選べることを初めて知りました。
振り返るとそれまでは全く意識しておらず、誰かからの言葉に対して悲しんだり怒ったり、反応していただけでした。

今考えれば当たり前なことなのに、私の記憶では誰からも教えてもらったことがなかったのです。

この本の中で一番私が勉強になり、以降自分が変わったことでした。

ただ、本の中には宿題が沢山ありますし、繰り返しになりますが完読するまで時間はかかりました。ものすごく。

余談ですが、ヴィクトール・フランクルさんの本も2冊、3人目の育休中に読みました。

③補足の書。だけど人生を問う良書。

有名中の有名。

タイトルが好きすぎる。


この2冊は、私の人生そのものに問いを投げかけています。

④自己成長。偉人から学ぶ。

「知の巨人」「マネジメントの父」など言われるドラッカーの一冊。
示唆に富む偉人たちの人生が多く紹介されている。

一番好きな部分で今でも心に残っている個所が下記。

アメリカの鉄骨王アンドリュー・カーネギーが自らの墓碑銘に選んだ「おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る」との言葉ほど、大きな自慢はない。

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか

この墓碑銘に選ばれた言葉を頭の中で数十回、もしかしたら数百回リピートされていたかもしれない。

⑤補足の書ver.2 。尊敬する一人。

ずっと頭には引っかかっていて、ようやく三回目の育休中に実はカーネギーの伝記を読んだ。

カーネギーさん、本当にすごい人。
私の知る中で、世の中への寄付の貢献度No.1。
世界で活躍する人とはこのような人格かと、畏敬の念がおさまりませんでした。
ただ、読むのに非常に時間がかかります。

⑥人間関係で一度でも悩んだことのある人に必須。

「アドラー心理学」を分かりやすく小説風に書いた本。

これは、人間関係の問題に非常に役立ちます。
自分と相手の距離感に気づき、見直すきっかけにぜひ。

読書から、いつからでも再スタートできる。


初めての産休・育休中に読んで、人生が変わった本+最近までに読んだ補足の本を紹介をしました。

もう今から7年も前のこと。
初めての育休中に久しぶりに本を読んで思ったことの幼稚さといったらお恥ずかしいのですが。

「現代では、SNSなどの媒体で色々なことを見聞きしますが、精神的にも学習的にも本を読んだ方が自分の為にもなり、無駄な時間を過ごさなくていい」

数年前の私より

ようなことを、当時初めて依頼を受けた単発コラムで書いていました。
そして、当時から今でもずっとキャリアについては悩み続けています。

そうやって悩みながら自分で模索していくのが結局の最適解みたいですね。

一人一人違う人生を歩むのだから、自分で考えて行動するしかないですし。
全員が多様性の海の中にいますので。


本当は、今回12月の読書記録がてら残そうと思って久しぶりにnoteを開きましたが…

読書に再び目覚めたきっかけと、その始まりの記録も残しておきたくて。

読書についてのアウトプット、
始めます。






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