1年前までMCUなど知らない世界線にいたわたしがひとり映画館で泣いた|GotG3感想
こんにちは、じゅんぷうです。
洗脳完了と言っていいと思います。
厳密に言えば2021年に
トニー・レオンとミシェル・ヨー目当てで
劇場で鑑賞した『シャン・チー』、
それがわたしの初MCU鑑賞作品ですが
このときまだ全然MCU世界の認識がない状態。
そして息子によるMCU洗脳が始まるのは
この約1年後。
もろもろタイミングが合う夕食どき、
おもむろにDisney+で、息子による
解説&考察のノンストップ副音声つき。
大体8ヵ月ぐらいでしょうか。
わたしはついにこの地平に立ったのです。
MCUの32作目にして
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
シリーズ3作目の
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
:VOLUME3』(以下GotG3)を
ひとりで劇場で鑑賞してきました。
フェーズ1から順番に見させられてきた中でも
このシリーズが音楽含めていちばん好きだし、
劇場予告を見る機会も多くて煽られました。
これはスクリーンで見たい!!
予定が空いてる平日にひとりで行くと言うと
それまでに最低限見るべき!!と
配信のみの
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
ホリデー・スペシャル』を視聴させられ
「これで準備はOK」と送り出されました。
まずひとつ言えるのは
副音声がないの最高
それにいつもは吹替で見ていて
主人公ピーター・クイルの声は
山寺宏一さんが染み込んでいましたが
字幕でも違和感はありませんでした。
そもそもMCU作品で
興収も内容も頂点とされているのが
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)。
わたしは息子に『エンドゲーム』を
見せられたとき、まだMCU値が低かったので
(なんでこんな関ヶ原みたいな戦い方…?)
(こんな超常パワーやテクノロジーがあるのに
最終的に格闘なん…?)と思っちゃったのは
ほんとにごめんなさい的世界なのですが
たぶん、MCUを見続けている人にとって
『GotG3』は『エンドゲーム』に匹敵する
興奮とカタルシスなんじゃないでしょうか。
スター・ロードことピーター・クイル率いる
銀河のワケアリはみ出し者たち
「ガーディアンズ」が最凶の敵に立ち向かう。
基本ストーリーはシンプルですが
ガーディアンズのメンバーで
銀河一凶暴なアライグマ「ロケット」が
重傷を負い、その中で彼の過去が明らかに。
このドラマが相当ダークで残酷です。
直視できない人もいるのでは。
そのロケットがありのままの自分を
受け入れる様で感動させつつ、
ロケットのために戦う仲間たちの
「クセつよ」の出し方はもう
ストーリーそっちのけでおかしくて愛おしい。
シリーズの集大成でした。
というのも今作が
監督のジェームズ・ガンのMCUラスト作。
なので最後のお祭り感は否めませんが
ロケットの抱える過去にも
恋人同士だったクイルとガモーラにも
胸が締めつけられたし
最後の最後まで、
シリーズ通しての意味が与えられていて
わたしは鑑賞中5~6回泣きました。
息子が見たら8回は泣けると思います。
わかんないけど。
わたしは韓国映画やドラマでもこういう
「はぐれ者チーム」ものが好きなので、
彼らの個性に時にイライラしながらも
ここぞというときに「おまえら…!!」
というエモーショナルさを味わえる、
これがGotGのよさだなあと感じます。
あとこんなに泣かせるか? 生き物愛。
生きとし生けるもの、
それぞれがありのままに。
そしてクイルの選んだラストも
このへんてこな疑似家族チームの行方も
すべての人物の想いを尊重しているものでした。
洗脳されて開いたMCUの扉。
それでも好きなヒーローやキャラもいるし
好きな設定や演出もありますが
MCUにハマったというより
「ガーディアンズに出会った」
というのが正しいかも。
今度はわたしが息子に
「スクリーンで見るべき」
と強制中なのでした。
GotGシリーズは音楽も重要なドラマで
今回もやっぱり最高過ぎたけど
レディオヘッドと
ブルース・スプリングスティーン鳴らして
息子の洗脳を始めております。
あらためてパンフレット読んだら、
今回の選曲は
ヨンドゥのプレイリストという設定!
となっていて時間差でまた胸アツ。
どれだけ泣かせる気だいおまえら。
(『ホリデー・スペシャル』で
ドラックスが着てたニットが
欲しすぎて調べた)