MCU新時代はこの未来だ『マーベルズ』観てきました
19時の映画館で180cmの15歳と待ち合わせする日がくるなんて。じゅんぷうです、こんにちは。
今年『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME3』を8回見て、その分もれなく予告を見てきた『マーベルズ』。予告でちょっとお腹いっぱいな感じもしつつパク・ソジュンを見届けねばと、先週鑑賞してきました。ネタバレ…ありです。
公開4日目、平日19:30の回で席の予約は余裕がありましたが、グッズもお目当てだったので少し早めに向かいました。
公式HPでやってる「#一緒なら最強マーベルズ」という相棒診断をやってみたら、わたしの相棒ってばグースでした~。
さて、それで内容のほうですが。
アベンジャーズ最強のヒーロー
〖キャプテン・マーベル|キャロル・ダンヴァース〗
キャプテン・マーベルの大ファン女子高生
〖ミズ・マーベル|カマラ・カーン〗
キャロルと家族的絆だったけど現在疎遠
〖モニカ・ランボー〗
キャプテン・マーベル|キャロルを中心とする女子3人が主人公。モニカはニック・フューリーが指揮するS.A.B.E.R所属のエージェントで、ヒーローではないものの『ワンダヴィジョン』でスーパーパワーを得ていて、アベンジャーズオタクの高校生カマラも『ミズ・マーベル』で活躍した、その後の展開ということになります。つまりドラマも見ていたほうが設定の理解がスムーズ。もちろん見せられていました。というわけで孤高のヒーローだったキャプテン・マーベルがチーム〖マーベルズ〗で戦うお話。
「ジャンプポイント」の異常が原因で別々の場所にいるこの3人のパワーが共鳴し、それぞれ自分のパワーを発動するたびに3人がランダムで入れ替わってしまうという現象が起こります。この入れ替わりを逆に武器としてチームワークを磨いていく様は楽しかったし、入れ替わりアクションも、グースたちニャーベルズの活躍も、トータルでコメディ要素が多めだったので気楽に見られる映画ではありました。
気になるといえばニック・フューリーは『シークレット・インベージョン』のあとなんだよね?と思うとキャラ変しすぎだし、カマラも『ミズ・マーベル』でお兄ちゃん結婚したのに嫁どうした?とかヴィランの印象無っとか、入れ替わりの細かいルールも気になるっちゃなるけど、何だかまあいいか…と流していたのですが、鑑賞後、息子が「面白かったけど何ていうか…話すことないね」って笑
いや、あるよ!あのあとパク・ソジュンどうなったのよ!!
パク・ソジュンが演じるのは惑星アラドナのヤン王子。予告で見た感じ、ちょっと軽い印象はあったのですが(戦闘の陣頭で雄たけびを上げてそのままやられそうって思ってた)、ある意味違う軽さでした。アラドナの人々のコミュニケーションは歌と踊り…そうです、パク・ソジュンの出演シーンはミュージカルなんです~。なのにヤン王子はバイリンガルって設定でふつうにお話もできるとか…。
カリスマもあり民の信頼も篤いナイスガイなヤン王子、アラドナを守るためマーベルズと一緒に戦うのですが、マーベルズが途中で離脱して…あれ?結局どうなった?「見捨てた」流れだけどはっきりとは言及されないまま終わってしまったのでした。そもそもこれキャロルの罪と罰の物語だとしたら、ヤン王子がもし無事じゃなかったらこの罪どうしてくれるー!
2時間を切る上映時間では仕方ない面はいろいろありつつ、これからの新しい展開の布石となる1本であったと思います。思えば『ミズ・マーベル』から流れはあったんですよね。ムスリムカルチャーの世界観も新鮮だったしワクワクした。そこで描かれたカマラのルーツあってのヒーローとしての特性が今作ではすっ飛ばされてたのも、ちょっと深みに欠けました。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の主人公がワカンダの王女で天才科学者のシュリだったのも、『ホークアイ』にケイトがいたのも、そしてモニカもカマラも…MCUは次世代のそれも女の物語になっていくのかな。
わたしはもう『ガーディアンズ』でMCUは昇華ということで。並行宇宙や量子世界や神聖時間軸の話はお休みしたいです!『ロキ2』見せられてるけど。