最新・著作権法改正の動向-ICT教育/障害者の情報アクセス/アーカイブについて
著作権法改正の最新動向というと、どうしても「柔軟性のある権利制限」に注目が集まってしまうが、それ以外にも重要な改正が控えている。
それは、①ICT教育の推進、②障害者の情報アクセス機会の充実、③アーカイブの利活用である。
これらの検討事項についても文化庁に設置された審議会で議論されており、今回「文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会中間まとめ報告書」(以下「中間まとめ報告書」という。)として取り纏められている。
今回は、中間まとめの概要と今後の法改正の見通しについて書いてみたい。
(※本連載は、個人的な見解を好き勝手に書いてみようと思っているので、転載は禁止、他言無用とさせていただきたい。)。
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