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無能な上司が教えてくれたヒットする企画力とは?

はじめに

仕事でヒットする企画を作るのは大変ですよね。
今日の話はプライドとヒットする企画がテーマです。
意味が分からないと思いますが読んでみてください。

何て無能な上司だ!

どんな仕事をするにしろ「企画力」は必要です。

これは起業でも会社員でも変わりませんね。

しかし誰もが経験することですがヒットする「企画」は難しい汗

僕自身いつも「企画」について悩んでいます。

いつものようにモンモンと「企画」について悩んでいる時
過去のある体験を思い出しました。

それはまだ会社の中間管理職だった時代の話です。

僕は当時営業企画の仕事をしていました。

そして上司の指示で新しい企画書を出すことになりました。

「自分の力を見せるチャンスだ!」

そう思い寝る間を惜しんで多くの情報をインプットしてそして猛烈に仕事をしました。

周囲の同僚にも相談した上で

「よし!これなら大丈夫!」

と思うレベルまで企画を練り上げて上司に提出しました。

すると上司は、

「ん~悪くないけど何となくピンとこないなぁ~」

という曖昧な返事。

「何という無能な上司だ!直す部分も指摘せずに
代案も出さないなんて...」

僕はそう思い悔しくなりました。

しかし「あんたが企画を出せよ!」とは当然言えず、
再度企画書を作り直しました。

今度はダメ出しをされた時を考えて2種類の企画書を作りました。

まずは1つ目を出しました。

すると上司は、

「前より悪くないんだけど、少しなぁ...」

(「やっぱりそうきたか...」)

そこで僕はすかさずもう1つを出しました。

すると、

「これだったらさっきのの方がいいよ」

そう言うのです。

僕は頭が真っ白になりました。

疲れ切った僕は上司に対する怒りの代わりに
自分に対して自信を失っていきました。

「どうしよう...」

そして再度最後の企画書をブラッシュアップした形で作り直し上司に「企画」を提出しました。

当然書類も前より完璧だと思えない状態での提出です

自分に自信がなくなり降参すると..

その時はもう自分に対して自信がないので、
上司に書類を見てもらう時にこう言いました。

「ダメかも知れません..悪い部分を教えてください..」

自信のない声で僕は言いました。

すると上司は今までと違い親切に改善する部分を教えてくれ、無事にこの企画は通りある程度成果も出たのです。

(上司の指示も今までと違い的確でした。)

なぜ自信がなく一番出来が悪いと思っていた企画が上手くいったのか?

そしてなぜ無能だと思っていた上司が
急に的確なアドバイスをするようになったのか?

その理由を書いていきたいと思います。

プライドを捨てると上手いく

まず考えられるのは僕の態度です。

最初僕は「自分の能力を証明したい!」という気持ちで
企画書を作成しました。

つまり「自分を他人に認めさせたい」」という強引な姿勢です。

この強引な姿勢の結果上司は僕に
アドバイスができなくなったのではないかと予想されます。

上司が僕のように「自己顕示欲」が強い人なら、
僕の企画を頭ごなしに文句をつけるだけだったかもしれません。

(そう考えると僕の上司は人格的に悪い人ではないですね)

そして自分に自信がなくなった僕が取った態度は
最初の企画書を出した時とは真逆の態度です。

動物で言えば「腹を見せて降参」している態度です笑

言い換えれば「自己顕示欲」が無くなった態度です。

おそらく上司は「助けてやろう!」と思ったのでしょう。

だからこそ上司は的確なアドバイスをくれたのではないかと思います。

この話は会社の話ですが、
自分で仕事をしている場合も同じではないかと思います。

つまりお客さんに対して

「いろいろ考えたのですが、自分では分からないので
あなたが欲しいものを教えてください!」

という降参の態度が必要なのではないかと思います。

「お客さんの欲しいモノはこれに違いない!」

と勝手に想像して強引に売る。

市場アンケートと称して一応リサーチはするが
自分の都合の良い結果を導きだし(実は売りたいモノは決まっている)商品を売る。(つまり手段は正しくても前提の思考がおかしい)

これだと上手くいくはずはありませんよね。

自尊心はいらない

結論として

自分の自尊心を満たすことを目的としない姿勢の時に
はじめてヒットするモノが企画出来るのではないかと思います。

(エゴが抑えられた時です)

まぁ理屈は分かっても時間が経つとまた「エゴ」が出てきますが...

普段からエゴを抑えることを意識して生きていきたいですね。

それではお互い頑張っていきましょう。

ありがとうございます、noteを続ける励みになります。いただいたサポートを糧にしてより読んでくれた方の心が軽くなるコラムを頑張って書いていきたいと思います。