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健康的なネガティブ感情を増やそう

はじめに

多くの人はネガティブな感情を嫌います。
しかしネガティブな感情には健康なネガティブ感情があります。
そして健康なネガティブな感情を持つことは普通のことなのです。

嫌なことがあったら悲しいのは当たり前

ポジティブな思考や感情を過大評価すると嫌なことが起こった時に
「これは良いことなんだ」「これからもっと良いことが起きるんだ」と
考えてしまうことがあります。

でも先のような考えは本音ではありません。

本当は「残念だ..」「悲しい..」と思っているはずです。

自分にとって嫌なことが起こった時に「残念だ..」「悲しい..」と
考えるのは普通のことですし健康的なネガティブな反応と言えます。

極端な話ですが大切な人が亡くなった時に「悲しい」と思うのは当然です。

「残念だ..」「悲しい..」という感情を認め受け入ることで次の一歩を踏み出すことが出来ます。

健康的なネガティブな感情と向き合うことで冷静に考えることが出来るよう
になり適切な判断と行動を取れるようになります。

ただ「残念だ」「悲しい」が「もうダメだ」「生きていけない」のような
考え方に発展すると不健康なネガティブな感情に巻き込まれてしまい冷静な
判断と行動が取れなくなります。

たまに健康的なネガティブな感情もポジティブな感情も持たず冷静に考えることが良いと思っている人がいますが実は冷静さは危険です。

冷静さが危険な理由

ある人が仕事上の目標を追っていました。
その人は目標を達成するために周囲が認めるほど頑張っていました。

しかし残念ながら目標は達成しませんでした。
周りの友人知人は本人がさぞ落ち込んでいると思い気遣いました。

しかしこの人は言いました。

「別に大丈夫、頑張ってやったので満足している。そもそもそんなに目標を達成することに拘っていたわけではない。」

最初は元気だったのですが最終的にこの人はその後体調が悪くなり寝込むようになってしまったのです。

もう分かると思いますがこの人は自分に正直になれなかたったのです。

本当は「残念だ」「悲しい」と思っているのに「別に大したことではない」と無理に考えてしまったのです。

このような無理に冷静さを装うことは無理なポジティブな思考や姿勢と同様健全ではありません。

だから健康的なネガティブな思考なら正直に認め向き合う方がいいのです。

過度なポジティブ思考や状況に合わない冷静な思考や態度は健康的ではありませんので十分注意をしていきましょう。

また健康的なネガティブな思考と感情そして不健康なネガティブな思考と感情を見分けることも重要です。

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