死ぬまでに観たい映画1001本#8 ~モダン・タイムズ~
どうも!TJです!
このブログは、死ぬまでに観たい映画1001本に載っている映画を一本ずつレビューしていき、最終的に1001本全部レビューしていきたいなと思っています!3日に1回ほど更新出来たらいいなと思っております。
今回紹介するのは、「モダン・タイムズ」です!
一言で表すならば、「笑いとは、反抗精神である。」です!
モダン・タイムズ 1936年 監督 チャールズ・チャップリン アメリカ
個人的評価 星4.5
この映画に出てくるシーンの全てが名シーン!!ってくらい、1つ1つのシーンが有名です。見てみればわかります。ほとんどのシーンに既視感があると思います。工場でねじを締めているシーン、食事補佐機械が壊れてしまうシーン、捕まるシーン、塩と勘違いしてクスリを入れてしまい、変になってしまうシーン、他にも様々な名シーンがあります。
何が凄いかって今観てもすごく面白いんですよね。
もう、84年前の映画、しかもほぼサイレント(一部音声あり)なのに笑えるんですよ。イロモネアでずーっとサイレントみたいなもんですよ。それでずっと5人笑わせている。そんな感じです。
さらにすごいのが、社会風刺も同時に行ってしまっているところ。当時の労働の機械化、世界恐慌、単純労働の辛さや貧富の格差などを描いています。物語を面白おかしく描き、かつ社会に対してのメッセージも語り掛けている本当にすごい。観た後に少し考えさせられるんですよね。チャップリンの映画を観ると当時の社会情勢とかも色々知れるので本当にお勧めです!
最初に紹介した、「笑いとは、反抗精神である。」という言葉もチャップリンの名言を参考にして書いた言葉です。
さすがはチャップリン。
この作品が誕生したのはトーキーが発表されて10年がたっていました。はじめ、モダン・タイムズの脚本を書いていた当初は有声映画を前提に作っていました。しかし、サイレントこそ主人公のリトル・トランプを活かせると考え、あえてサイレントにしたのです。いいこだわりですよね。
しかし、1か所のみ、チャップリンの声が聴けるシーンがあります。
それは映画を観てのお楽しみ。
映画自体は87分とあまり長くないです。でも本当に中身が面白いので、あっという間に時間が過ぎ去っていきますよ。
この作品を通じて、チャップリンが今もなお世界中で愛されている理由がわかりますね。さすがは喜劇王ですね。
チャップリンの世界を味わいたい人、無声映画の面白さを味わいたい人はぜひ観てください。
それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら。