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千の風になって
今年も最後の月、12月半ばを過ぎました。
忙しく過ごしていらっしゃる方が多いのではと思います。
私は主婦ですから、本来ならクリスマスに大掃除、お正月の準備と忙しいはずなのですが、2年近くのコロナでの自粛生活に慣れてしまってなかなか体が動きません。
体力が落ちてしまったのかもしれませんね。
けっこうこのコロナ禍で取りやめになったことでホッとしたことも多くあります。
冠婚葬祭など人の集まる行事がずいぶんと縮小されたり取りやめになったりしました。
お葬式など故人に最後のお別れをしたいという場合もありますが、あまり話したこともない親族の法事などに出かけるのは気が重かったりするものです。
今年は義母の一三回忌でした。
義父はアレルギーがあるからということでコロナワクチンを打っておらず、外出はほとんどしません。
しかし、義母の十三回忌はきちんと行いたいというのが義父の意向でした。
夫とも相談し、高齢の義父には遠慮してもらって、息子2人と家族4人だけで法事を済ませることにしました。
こういうご時世ですし、お寺は閑散としていて法要もあっさりしたものでした。
義父が元気な時はお寺との付き合いもしっかりしていて、それを私が引き継ぐのか〜と憂鬱になった時期もありました。
でもコロナによってさまざまな法要が中止となり、お寺参りなどは高齢の方が多いため、感染リスクがあるのでまだ通常には戻っていないようです。
現代は家族の在り方も昔とずいぶん変わりました。
離婚や再婚、シングルのみならずジェンダーレスの時代ですから、家制度なんて本当に古い話です。
お寺の方の意識もだいぶ変わり、「お墓の後継者がいない」「今あるお墓に入れない(入りたくない)」などの要望に応えるため、合葬墓などを用意するところも多くみられます。
私は・・・私個人はできたら今流行りの樹木葬で、花壇の隅っこで土に還らせてもらいたいな〜なんてひそかに思っています笑
『千の風になって』
ひと昔前に流行りましたよね。
名曲であり秋川雅史さんの歌声も素晴らしかったです。
今の若い方はご存知ないかも知れませんのでご紹介します。
私のお墓の前で
泣かないでください
そこに私はいません
眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
死生観の話しになってくるとちょっと深くて難しくなってしまいますが、お墓の中でずっと眠っているというより大自然に溶け込んで土に還るという表現の方が私は好きです。
師走です。
皆さんもどうか体調に気をつけながらお過ごしくださいね😊