"助演女優賞"編:第95回 米アカデミー賞 大予想!!
3月13日(日本時間)に行われる米アカデミー賞。
最高峰の映画の祭典の開催まで、残り6日!
そんななかで今回は、オスカー主要6部門の中の一つである助演女優賞の予想をしたいと思います!
各部門のノミネーション一覧はこちら。
本命:アンジェラ・バセット(『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』)
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のアンジェラ・バセットが、本命になるかと思います。
息子であり王であった王ティ・チャカを失ったワカンダの女王ラモンダを熱演。哀しみを負いながらも、気高い迫力のある人物像を見事体現しました。
スーパーヒーロー映画からのまさかのノミネートながら、ゴールデングローブ賞を獲得した勢いそのままに、30年ぶりに帰ってきたオスカーの舞台で栄冠を勝ち取ることができるでしょうか?
対抗:ジェイミー・リー・カーティス(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)
2番手は、私のイチオシでもあるジェイミー・リー・カーティス。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下『エブエブ』)より、アカデミー賞初ノミネートです。
演じたのは、国税庁の監察官。しかしそれはあくまで、一つの顔…。
"なんでもあり"の『エブエブ』ワールドで、まさに"なんでもあり"の演技を魅せてくれました。アンジェラ・バセットとは別の形で、ものすごい迫力がありましたね…(笑)
全米映画俳優組合賞も受賞したこともあり最有力としたいところですが、懸念点は、後述するように同作からもう一人ステファニー・スーがノミネートされていること。票割れの可能性があることを考えて、対抗馬としました。
単穴:ケリー・コンドン (『イニシェリン島の精霊』)
続いては、『イニシェリン島の精霊』よりケリー・コンドン。
主人公パードリックの妹シボーンを演じ、子供じみた痴話喧嘩(笑)を飽き飽きしながら仲立ちしようとする姿は印象的でした。
特に、コルムに「いい加減にしろよ!」と言わんばかりにブチギレるシーンは圧巻でしたね。
今作で英国アカデミー賞を受賞したコンドン。
初ノミネートで初受賞となるでしょうか?
穴:ステファニー・シュー (『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)
『エブエブ』より、ステファニー・シューが初ノミネート。
主人公の娘であり、悪の親玉を演じたシュー。
こちらもジェイミー・リー・カーティスに負けず劣らずの"なんでもあり"演技。文字通りの七変化で楽しませてもらいました。
大穴:ホン・チャウ (『ザ・ホエール』)
4月日本公開の『ザ・ホエール』より、ホン・チャウがノミネート。
主人公の唯一の理解者である看護師役を演じています。
今回がオスカー初ノミネート。
ステファニー・シューとともに、アジア系俳優の複数人ノミネートの快挙を達成してもいます。
前哨戦の結果
主要な前哨戦では受賞者がバラけて、混戦となっています。
おそらく今回は、アンジェラ・バセットとジェイミー・リー・カーティスの一騎討ち!
個人的に好きだったのはカーティスですが、今アカデミー賞は黒人俳優のノミネートが少ないことを考えると、バセットにも受賞してほしいと思ってしまいます。
他の予想記事、またオスカー関連映画のレビュー記事に興味のある方はこちら!!!