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"主演女優賞"編:第95回 米アカデミー賞 大予想!!

3月13日(日本時間)に行われる米アカデミー賞。

最高峰の映画の祭典の開催まで、残り4日
そんななかで今回は、オスカー主要6部門の中の一つである主演女優賞の予想をしたいと思います!

各部門のノミネーション一覧はこちら。


本命:ミシェル・ヨー(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)

今回の主演女優賞は二択なのですが、私としては『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下『エブエブ』)のミシェル・ヨーを推したいと思います。

"なんでもあり"のマルチバースを縦横無尽に飛び回ったエブリン役のヨー。カンフーをはじめとするバリバリのアクションシーンも最高でした!

ジャッキー・チェンの秘蔵っ子で、主にアクションスターとして活躍してきたヨーも、今回が初のアカデミー賞。全米映画俳優組合賞を制した勢いそのままに、オスカー像を手にすることが期待されます。

対抗:ケイト・ブランシェット(『TAR/ター』)

※日本語字幕のないトレーラーです。

5月日本公開の『TAR/ター』より、ケイト・ブランシェットが通算8度目のオスカーノミネーション獲得。

演じたのは、最強で最恐で、最狂の指揮者。
その鬼気迫る演技に、世界中が絶賛しています。

評判をかんがみるに、演技力で言えばミシェル・ヨーよりもブランシェットの方が上。しかし『アビエーター』(2004)と『ブルージャスミン』(2013)ですでに2度オスカーを受賞していることを考えれば、票が集まりにくいかもしれません。

何はともあれ、今作での「ケイト・ブランシェット史上最高の演技」を早く劇場で観てみたいっ!

単穴:アンドレア・ライズボロー (『トゥ・レスリー(原題)』)

※日本語字幕のないトレーラーです。

『トゥ・レスリー(原題)』からアンドレア・ライズボローが初ノミネーション獲得。

アルコールとドラッグに溺れるシングル・マザーを熱演し、一部の批評家から「今年一番の演技である」と絶賛されました。

インディーズ映画からサプライズでのノミネートですが、それがために変なスキャンダルとなり、可哀想でしたね…。

私は今作を未見ではありますが、評判を見る限りノミネートに値する演技だと思います。ダークホースとしてにわかに期待しています。

穴:アナ・デ・アルマス (『ブロンド』)

『ブロンド』にて、マリリン・モンローを演じたアナ・デ・アルマスが初ノミネート。

マリリン・モンローの陰の人生にスポットを当てただけに辛い描写が多い作品でしたが、そこを体当たりに演じたアルマス。

持ち味だったスペイン訛りの喋り方も矯正きょうせいし、マリリン・モンローへと完璧に変貌を遂げました。

しかし散発的なストーリー構成で作品自体の評判があまり良くなく、少しもったいない映画でもありましたね。

大穴:ミシェル・ウィリアムズ (『フェイブルマンズ』)

続いては、『フェイブルマンズ』より、サミー(スピルバーグ)の母親を演じたミシェル・ウィリアムズ

息子を暖かく見守る優しさを見せながらも、人間臭い自分勝手な部分もあり、喜怒哀楽が激しい役柄を演じました。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)以来、6年ぶり4度目のアカデミー賞ノミネート。また2011年に『マリリン 7日間の恋』でマリリン・モンローを演じたことがあり、偶然にもアナ・デ・アルマスとマリリン・モンロー対決ともなりますね(笑)。


前哨戦の結果

●ゴールデングローブ賞
⇒ドラマ部門
 ケイト・ブランシェット
 『TAR/ター』

⇒ミュージカル・コメディ部門
 ミシェル・ヨー
 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

●全米映画俳優組合賞(SAG Awards)
ミシェル・ヨー 
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』


●英国アカデミー賞(BAFTA)
ケイト・ブランシェット
『TAR/ター』

例年以上にハイレベルな今回の主演女優賞ですが、前哨戦でもミシェル・ヨー v.s.ケイト・ブランシェットの様相で一色です!

さて、制するのはどちらでしょうか?
楽しみです!


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