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耕作放棄地から多様性の庭に。

おはようございます!
じゅんじです。

二つ前の記事で
カフェに「食べられるる庭」をデザインする、と
お伝えしました。

"食べられる"とは人も人以外の生き物もコミュニティと捉え
そのコミュニティが安全に食べられるもので作られた
素敵な食べられるお庭にしたいと。

ちなみに食べられるお庭は
「食べられる=エディブル(edible)」という言葉に直し
エディブルガーデンと呼ばれています。

そして今回はもう一つのガーデンのプロジェクトを
ご紹介させていただきます。

耕作放棄地をエディブルガーデンに変えるプロジェクトです。

すみません。
ちょっと話がそれます。

「耕作放棄地」という言葉って
畑所有者に対してマイナスなイメージを与えかねないって思てる。

「放棄」したのではなく、
年齢や病気や何らかの事情でできなくなったのに。

後継させたくない事情もあって
事実上の「放棄」となってしまったのに…
#モヤモヤ

さて本題に戻します。

農薬やその他の化学薬品が使用されて
地面がカチカチになった土壌から
自然の多様性を育みながら
人も自然とつながことができるようなガーデンに。

ちなみにこのプロジェクトの先導は僕ではなく、
僕の師匠的な人が先導しており、
研修の一環としてデザイン案を出して
「採用されればいーな」というものです。

一年後にはエディブルガーデンのデザイナーとして
仕事の依頼をいただけるよう
今回のプロジェクトに向き合っていきます。

「自給」「食の多様性」「こども」

今回のプロジェクトはもちろん
「パーマカルチャー」の考えを基に
デザインしていきます。

パーマカルチャーとは、
「地球へのケア」「人々(自分)へのケア」「公正な分配」の
3つの倫理を大切した、
「自然とつながる共生デザイン」というのが
パーマカルチャーの簡単な説明です。

そして今回のプロジェクトでは
3つの軸からデザインを考えていきます。

・自給できる
・食の多様性
・こども

「自給できる」とは、
これからこのガーデンを手入れする人達が
「買う」以外の食の選択として
まずは自分達が食べられるように
完全ではないですが自給できることを大切にします。

パーマカルチャーでは
「これがダメならあれ」「あれもダメならばそっち」と
いくつかの"バックアップ"を準備することが
大切にされています。

なので食を調達する方法が
「買う」以外の選択として
「自給する」ことが一つの軸となります。

自給は食を調達する以外にも
たくさんの良いことがあります。

セルフケアにもなるし、
命についても考えられ、
生き方を考えさせられたり
自然との繋がりを実感できます。

二つ目の軸となるのが「食の多様性」です。

「食の多様性」といっても
たくさんの食の多様性があります。

調達から何を食べるのか、誰と食べるのか…

多様性なのでいろんな食の選択が
ここでできることを望んでいるんですよね。

野菜でもいいし、果樹を食べても、
雑草と呼ばれるものも食べたらいいし。

家で調理する以外にも
採ってそのまま食べても
外で火を使って食べても。

また1人で食べても、
複数で食べてもいいし、
暑かったら木陰で食べたらいいし。

自由な食の選択ができると
自由になれるんですよね。

3つ目の軸は「こども」

僕が住んでいる地域では
公民館の学童の子たちと一緒に
公民館でエディブルガーデンを作っています。

すでにこどもたちの関わりは運が良くできています。

そのこどもたちが
「買って家で食べる」や「お店で食べて帰る」
以外の食の選択があることに気づき
自分で作れることや
食にはあらゆる生き物が関わっていること
食べる人や場所によって美味しさが変わっていくことを
などのそれらを感じることで
自然との繋がりもそうだし
幸福感も変わってくると思うんですよね。

大きくなったときに
これからつくるガーデンに通っていたことを思い出し
自然の向き合い方や
生き方を考えられるきっかけになってくれたら、
という意味を込めて
大切な軸にしています。


デザインをする上では
「コンセプト」から「観察結果」をつないで
ルールを定めていき、
そこからイラストなどでビジュアル化していきます。

このプロジェクトの進行も
続けて報告していきます!

▼この記事を読んでくださったみなさんに
こちらのフォームにてアンケートに答えていただきたいです!

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▼今回は「水と暮らし」について話しています。

持続可能な暮らしの考えについて
僕はこのように考えている、という
ことを皆さんと共有できたらと思っています!

▼前回の記事

▼サステナブルコミュニティ「Nature&Me」
社会問題やサステナブルな暮らしやセルフケアなど
ご関心があり一緒にコミュニティづくりをしたい方は
ぜひ、覗いてみてください!

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