【SM】HYBEが株式買い取り 傘下にはいるのか[後編]
歌謡・エンター業界でも神経を尖らせている。HYBEがSMを買収し、’K-POP恐竜企画社’の誕生に期待を覗かせている。彼らの期待に応えるようにSM株価も大幅に上昇した。去る14日、韓国取引所によると13日終値規準SM株価は11万6,000ウォン、時価総額は2兆7,616億ウォンで去る10日に続きKOSDAQ市場9位を記録した。SMがKOSDAQ市場時価総額10位圏内に復帰したのは、2014年6月11日以降約9年ぶりだ。
業界関係者たちはHYBEの買収で企業価値が高まることを認めはしたが、K-POPの成長と多様性そして市場独占問題については懐疑的な反応をみせた。HYBEはこれまでSEVENTEENを保有するPLEDISをはじめ、ジャスティンビーバーが属していたイサカ・ホールディングスまで国内外問わず買収合併を進め、その図体を大きくしてきた。これに加えてSMまで買収すれば、エンター市場を独占することになるという指摘が注がれている。
歌謡関係者A氏は、「K-POP文化について考えると憂鬱だ。これまでK-POPは多種多様な企画社が競争し発展してきた。いつからか巨大企画社だけが生き残るようになったが、HYBEを唯一けん制できたSMにまで手を出したら、今後残る企画社はないと思う」と話した。
SMの固有性と独立性に関する声もあがった。パク・ジウォンHYBE代表は、イ・スマンSM創業主の経営参加はないとし、「SMの遺産を重んじる。今回の買収をきっかけに遺産をさらに生かすことができそうだ」と強調したが、SM社員とファンは懐疑的な反応。
SM内部的には、HYBEが’SM 3,0’に関する直接的な言及や支配構図再編成に関連する具体的な言及を避けていることを指摘し、SMの固有性・独立性を守ることができるのかという疑問が提議されている。
特にSM社員は、「HYBEよりKakao」だと口を揃えて話す。HYBEとKakaoが過去に中小企画社社員を買収したのち両者の歩みが分かれたためだ。ファンもこの点をもっとも心配した。SM社員たちは、Kakao側は協力的に見えたが、業界最大の競争相手であったHYBEに関してはSMの独立性が保証されるのか怪しいとい見ている。
ファンの心配も並大抵ではない。Super Junior、EXOなどSM所属歌手がずっと好きだったというB氏は、「とても心配。HYBEが所属事務所を買収し、GFRIENDやNU‘ESTなどいくつかのグループが解散に至ったではないか。SM所属歌手だからといって変わらない。アーティストが被害を受けるか心配」と明かした。