マインドフルネスの難しさ
混沌とした時代の中で、自分はどうありたいか。
どのように生きていきたいか。
これまで考えたことがなかったわけではないけれど、なかなかポジティブ思考になれない私にとって、このテーマは難題であるように思う。
“ここに住みたい” と前から望んでいた地域の住人になれて、程々の仕事量(むしろ少ないくらい)で定時に退勤できるようになれて、やってみたかったことを実行できるようになれて。
振り返れば数年前から私は、少しずつ「なりたかった人」になれている。そうなるまで、理不尽な出来事をいくつも乗り越えてきたのだけれども。
淀んだ胸の内を聞いてくれる人がいるのはとてもありがたいことだし、何より健康だし、そんな私はしあわせだ。
だから、ココロの改修も進めていけると思う。
平日の朝、会社に行きたくないなぁという気持ちを払い除けつつ、始業30分以上前に出社している私ってすごい。
責任感が強く、いままでなら我慢できずに率先垂範していたけれど、それを抑えることができている私ってすごい。
ハラスメントやマウント行為を受けた相手からの相談ごとやグチを、笑顔で親身に聞いてあげる私って本当にすごい。
とにかく身近なことを褒めまくって、自己肯定感を高めることに努めているけれど、それでも時々、不安の淵が揺れうごめくことがある。
このまま「いまが幸せであればそれでいい」と思っていて本当に良いのだろうか。
やりがいを失い、頑張ることを一旦止めた選択は、間違っていなかっただろうか。
将来、一人になった時にその寂しさに耐えられるだろうか。
この先も、自分の人生にちゃんと責任を取れるだろうか。
ちょっとしたことで、ココロがざわつく。
何が正なのか、どうしたら満足なのか、安心できるのか、私はまだ自分を信用し切れないでいるのかもしれない。
気分が浮いたり沈んだり、厄介なことよ。