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共に生きるのは わたしだけでいい

奇妙な孤独というタイトルだったと思う。

わたしの孤独からでて
わたしの孤独へと帰るわたし
共に生きるのは わたしだけでいい

文芸の紹介で、学生の頃好きだった新聞紙面のコーナーで読んでずっと覚えている。
奇妙な孤独の奇妙は、原文みてないからわからないけれど 悪くない意味合いの単語を訳したのだろう。
記憶の言葉だから正解に覚えてはいないかもしれないけれど、
生きていると度々自分を俯瞰して見るタイミングで思い出し、摂理を思い出したり、慰められたり…
ワタシの側にいる言葉 である。

わたしはまた私に戻れるし、
戻るしか無いし、
帰るところはちゃんとあるし、
ひとはみなひとりだし、
強がれるし、
私で居続けることっていうのは
ありがたいんだ

奇妙な孤独の奇妙は、面白いの意味が入っていると感じる。
元の鞘に戻るように、
魂の帰る場所というのはわたしへであり、そこに戻るのも私。
ひとりを繰り返す面白さが、
奇妙に含まれているのだと思う。


Philippe Sollers

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