見出し画像

【宮崎地震の現地から速報】緊急時に本当に必要なコミュニケーション術:5つのポイント

~宮崎地震を教訓に、チームの危機管理能力を高める~

昨日の宮崎地震、皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?

私は宮崎で震度5強の揺れを経験しました。幸いにも大きな被害はありませんでしたが、こういう時、いつも頭を悩ませるのが関係者以外の**「大丈夫ですか?」のDM**なんです。

心配してくれる気持ちは本当にありがたい。でも、正直に言うと、緊急時に「大丈夫ですか?」のDMは、あまり役に立たないどころか、逆効果になることさえあるんです。

想像してみてください。

もしあなたが被災し、家屋が倒壊し、怪我をして救助を待っている状況だとします。そんな時に、スマホに「大丈夫ですか?」のDMが山のように届いたらどうでしょう?

「大丈夫じゃない!」と叫びたくなるでしょう?

それに、一人ひとりに返信している時間なんてないはずです。むしろ、貴重な時間を奪い、本当に必要な情報を見逃してしまう危険性さえあります。

10秒要点チェック

* 緊急時の「大丈夫ですか?」DMは逆効果になることも
* 大事なのは、状況を把握し、適切な行動をとること
* 情報発信と受信のバランスが重要
なぜ「大丈夫ですか?」DMが問題なのか?
「大丈夫ですか?」DMの問題点は、以下の3つです。
* 返信に時間と労力がかかる:被災者は、怪我の治療、避難所の確保、家族の安否確認など、やらなければならないことが山積みです。「大丈夫ですか?」DMに返信している時間はありません。
* 重要な情報が埋もれてしまう:大量の「大丈夫ですか?」DMに埋もれて、本当に必要な情報(避難情報、支援物資の情報など)を見逃してしまう可能性があります。
* 精神的な負担になる:「大丈夫ですか?」DMに返信できない状況だと、罪悪感やプレッシャーを感じてしまうかもしれません。
では、どうすればいいのか?

緊急時に本当に役立つコミュニケーションは、以下の5つのポイントを意識することです。

* 情報源を一本化:SNSや公式ホームページなど、信頼できる情報源から情報を得るようにしましょう。
* 安否確認は簡潔に:安否確認が必要な場合は、「〇〇さん、ご無事ですか?何か必要なものがあればご連絡ください。」のように、簡潔で具体的なメッセージを送りましょう。
* 「大丈夫ですか?」DMは控える:相手が返信に困る可能性が高いので、「大丈夫ですか?」DMは控えましょう。
* 必要な情報を共有:避難情報、支援物資の情報など、役に立つ情報を積極的に共有しましょう。
* 落ち着いて行動:パニックに陥らず、冷静に状況を判断し、適切な行動をとりましょう。
緊急時こそ、リーダーシップを発揮する
リーダーや経営者であれば、緊急時にこそ、冷静な判断と的確なコミュニケーションが求められます。
チームメンバーの安否確認、情報収集、指示の伝達など、リーダーシップを発揮して、チームを危機から守りましょう。

私の体験談

以前、私が海外出張中に、滞在先の国で大きな地震が発生しました。
家族や友人から「大丈夫ですか?」の連絡が殺到しましたが、当時は停電で携帯電話の充電も残りわずか。正直、返信する余裕はありませんでした。
そんな時、ある友人からこんなメッセージが届きました。
「〇〇さん、ご無事で何よりです。現地の状況は大変そうですが、落ち着いて行動してください。何か必要なものがあれば、遠慮なく言ってください。」
このメッセージは、本当に私の心に響きました。心配してくれるだけでなく、私の状況を理解し、具体的なサポートを申し出てくれたからです。

この経験から、私は緊急時のコミュニケーションの重要性を改めて認識しました。

まとめ
緊急時は、情報とコミュニケーションが命綱です。
「大丈夫ですか?」DMを送る前に、相手のことを考えて、本当に必要な情報やサポートを提供できるよう心がけましょう。
 
#危機管理 #リーダーシップ #コミュニケーション #地震 #防災 #情報共有 #安否確認 #緊急時 #冷静 #行動

いいなと思ったら応援しよう!

斎藤潤一@地方創生
サポートいただいたお金は、ペイ・フォワードの精神で、地方の若者の活動支援や取材資金として活用させていただきます。