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町議会議員選挙の「4ない選挙」

 さて今回は立候補するまでにやらなくてはならないことについて少しお話しさせていただきたいと思います。

 立候補するまでにはいくつかの事務的な段階を踏む必要があります。選挙が素人でも比較的事務作業自体は難しいものではないし、法的な根拠と仕組みさえ少し理解できれば専門的な知識などはいりません。その辺りはいただく本に書いてあります。もちろん役場の担当者も親切に説明してくれます。

必要書類1
必要書類2
渡してもらう書類一覧

 まず選挙の約1ヶ月前に「立候補予定者説明会」があります。これに参加すると封筒2冊、本一冊、DVD1枚等が渡されます。
 選挙についての決まりなどがまとめられた「地方選挙早わかり」(決して早わかりできません。慣れた人以外はじっくり読まないとわからないと思います)これに渡された書類の書き方やポイントが書いてあります。大体これに従えば書類作成ができます。
 ぱっと見、結構な量の書類を書かなければならないように感じますが、私は「4ない選挙」(推薦者を持たない、選挙カーを使わない、選対事務所を持たない、選挙運動をお手伝いしてくれる運動員を雇わない)をすることを決めて立候補することにしていたので実際はとても少ない書類しか記入していません。ほぼ名前と住所を書いただけです。履歴書はマスコミに公開用に作りました。実際は12枚(確か…)しか書類を作っていません。ほとんど住所と名前を書いただけなので大した負担はありませんでした。

 少し話はズレますが、私が「4ない選挙」をすることに決めた理由についてですが、「推薦者を持たない」については特定の人や団体、業界のための議員にはなりたくなかったことが大きな理由です。なるべく広く一般町民のために議員になりたいと私は考えました。一般町民の方に推薦をもらうこともできますが、推薦をもらわず立候補して、仮に落選した際も自分だけの責任にしたかった意味合いもあります。「選挙カーを使わない」これは私が個人的に有権者として必要な行為だと感じていなかったからです。おそらく同世代の今後マチの中心になってくる世代や若い世代は選挙カーは必要だと思っていないのではないかと考えました。選挙カーを使うのであればしっかりと深く私が実現したいことなどを地道にSNSなどを使い発信することを優先したかった意味合いがあります。「選対事務所を持たない」これはお金を使いたくなかったことが大きな理由です。ご飯や茶菓子、飲み物を準備するだけでも中々のお金がかかります。お金を使わなくても立候補できることを私を通じて知ってもらい、一般町民でも立候補ができる一例になることができればと考えました。「運動員を雇わない」これもお金を使いたくなかったことが大きな要因です。人を雇うと報酬が発生します。自らができる範囲で地道に政策などを伝えて運動をすることが本来の選挙のあり方なのではないかと私は考えました。

 マチをいい方向に向けるためには、何かしらの変化やアップデートが必要になると考えています。変化やアップデートを恐れないためにはまずは議員自らが既存の枠から外れることを恐れず選挙に臨むことが有権者に対して一番のアピールになるのではないかと思っています。既存の選挙スタイルも高齢者の多いこのマチでは絶対に必要です。ただ、イマの世相に合わせてアップデートした選挙をした方が今後マチを支える比較的若い世代の有権者にとっては有益であって政治や町政が身近になるのかも知れないと私は考えて今回の選挙運動のスタイルを取らせていただきました。
 結果無投票での当選となったため、正しかったのかはわかりませんがこのスタイルは議員活動の中でも忘れずに続けていきたいと思います。

 少し長くなってしまったので続きはまた次回に持ち越しということにさせていただきたいと思います。次回は立候補にかかるお金の話、立候補当日までの段階についての2点についてお話させていただきたいと思います(長くならなければ…)
 今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました😊

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