《変容の対象》リスト
福島諭さんにリストを送る。
今日も採譜したものの清書。
映画を一つ見たが荒唐無稽でもそこに見せる圧倒的なシリアスさが通低音のようになっていないといくらショッキングなものを並べ立ててももたない。
そうすると、日本の時代劇の映画は全く良くできていて(圧倒的に良作が他のジャンルより多いの)それは恐らく原作の強度が半端ないからだろうことは想像に難くない。それと、矜恃とか、義とか、凛としたはっきりとした潔さが画面から否応無く滲み出すのを目の当たりするからだろう。今はもう、人は救いようがないように見えるものを見せられすぎているから。