金曜日のcookbookランキング
#110 お金のかからないヴィーガン料理を
新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。
3月第2週のランキングをお伝えします。
書かなければならない原稿がたまっているのですが、昨日はまる一日お休みをいただいて、インプットのための外出をしてきました。
まずは東京都写真美術館へ。
志賀理江子さんの個展《ヒューマン・スプリング》は、圧巻のフォト・インスタレーション。
志賀さんの写真のタイトルのつけ方が、実作のなかから掬い上げたことばだったり、いちど撮影の過程から切り離して、イメージそのものから獲得したことばだったりするのが好きです。
ちょうどランチの時間帯だったので、会場も空いていて落ち着いて観られました。
同時開催中の《写真の起源 英国》も、大英図書館所蔵の貴重な写真や資料が見られて、勉強になりましたよ。
続いて、ペロタン東京とギャラリー小柳でそれぞれ開催中のソフィ・カルの個展へ。
今年に入って、個人的にポール・オースター・マラソンを続けているので(現在『インヴィジブル』『オラクル・ナイト』『孤独の発明』『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』『最後の物たちの国で』『ムーン・パレス』を読了。)、ソフィ・カルの東京ジャックはまたとないグッドタイミングでした(ソフィ・カルはオースター『リヴァイアサン』の登場人物・マリアのモデルです)。
本当は渋谷スクランブル交差点の作品も見たかったのですが、気づいた日には前日に終わっていました。
最後に、日比谷・シアタークリエで上演中の《プレミアム音楽朗読劇 VOICARION Mr. Prisoner》を観劇。
これはすごかった。
山寺宏一さん、林原めぐみさん、上川隆也さんのそれぞれのプロフェッショナルを感じる三者三様の朗読ぶりに、本場イギリスの演劇や小説、19世紀の歴史をちゃんと考証した上での一流の脚本と感情を揺さぶる音楽、舞台演出。
観た後に、日本とイギリスの教育の違いについて妻と熱く語りあってしまいました(弁証法や問答法によって教師と議論を戦わせるのが「教育」、一方的に教えをさずけるだけなのは「調教」)。
東京公演はもうすぐ終わってしまいましたが、大阪公演はこれからなので、お近くの方はぜひ!
それでは、今週もランキングを見ていきましょう!
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