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ククブクの味見

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海外の料理本のことならククブクにお任せ! 優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える海外の料理本「cookbook」を紹介するマガジン「ククブク」を、noteで…
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#1kukubuku

ケイジャン、いいじゃん、イケてんじゃん

モダン・ケイジャンの有名シェフがcookbookをリリースアメリカ南部の食の都・ニューオーリンズ。 市制300年をむかえた同市の食とcookbookの歴史については、今年の7月にククブクでもシリーズでお伝えしたところです。 そしてこの10月、また新たに市内のレストランが第1作となるcookbookを発売しました。 それがこちらの『Chasing the Gator: Isaac Toups and the New Cajun Cooking』。 このcookbookの

ロサンゼルスにはcookbook専門書店が足りない

シェフとメイクアップアーティストの夫妻が開いた書店ククブクでは、これまでも世界のcookbook専門書店をたくさん紹介してきました。 でもまだご紹介していない書店はあるんですよねー。 今日はボナペティ誌に紹介されていた、ロサンゼルスのcookbookと雑貨のお店をご紹介したいと思います。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

厳選することでついてくるものがある

ニューヨークの硬派な硬派なcookbook書店ククブクでは7月に「世界の料理本だらけの専門書店」をご紹介しましたよね。 全部で13店が登場したんですが、このなかになぜか出てこなかったcookbook専門書店がニューヨークにあるんです。 その店というのは、「キッチン・アーツ&レターズ」。 過去にはアメリカ政治にうんざりしたお客さんに10冊のcookbookをオススメしてみたり、 cookbookの出版が秋に集中することに異議を申し立てたりしたことで、ククブクでも取り上げ

真っ黒に焦げたブロッコリーを手早く作るには?

2冊のcookbookが教えてくれるうまいハンバーガーの作り方 #2本日は昨日の続きです。 フードカルチャーを取り上げるウェブマガジン「ザ・テイクアウト」で取り上げられていた、ハンバーガーのcookbookの比較記事を読んでいたんですね。 この記事は『A Burger to Believe In: Recipes and Fundamentals』と『Superiority Burger Cookbook: The Vegetarian Hamburger Is Now

玉ねぎは片面ロースト、片面生で

2冊のcookbookが教えてくれるうまいハンバーガーの作り方 #1フードカルチャーを取り上げるウェブマガジン「ザ・テイクアウト」に、ハンバーガーのcookbookの記事が掲載されていました。 「2冊のcookbookから学んだ10のレッスン」と題されたこの記事。 奇しくも今年そろって発売された2冊のハンバーガーcookbookに注目し、ハンバーガー作りに役立つコツを簡潔に教えてくれるものでした。 ぼくもごくたまに家でハンバーガーを作るので、参考になるかもしれないと思い

レストランが提供してくれるのは料理だけではない

LAタイムズの有名レストラン批評家が逝去ロサンゼルス・タイムズ紙のレストラン批評家で、ピュリッツァー賞も受賞しているジョナサン・ゴールドが57歳で亡くなりました。 彼は批評家なので、ククブクに登場することはあまりありませんでしたね。 でもいちど雑誌 Lucky Peachのベストストーリーをご紹介したときに、編集長のピーター・ミーハンとニューヨークのレストラン批評家ロバート・シェツィマの3人でおこなった鼎談がすばらしかったことをお伝えしました。 アメリカの料理を食べ尽く

料理本で遠くへ旅に出よう!

サンフランシスコの書店主が語る必読のcookbook #2新刊と古書の両方を扱っているサンフランシスコのcookbook書店「オムニヴォア・ブックス・オン・フード」。 その店主であるセリア・サックが、サヴール誌のインタヴューに答えてcookbookのオススメを紹介するという記事を読んでいるのでした。 おとといは最近発売になったアフリカ料理のcookbookを中心に、料理本が読者の世界を広げてくれる可能性などについて語ってくれましたね。 今日はその続き。 比較的昔からあ

料理本にももっとアフリカを!

サンフランシスコの書店主が語る必読のcookbook #1月曜日に終了したサッカーワールドカップ・ロシア大会。 フランスは若手主体のチームながら、しっかり先輩たちの遺産を受け継いで98年以来の2度目の優勝を果たしました! あるいは、98年に3位という好成績を収めたクロアチアが、悲願の初優勝を果たしました、なのかな? これを書いている時点ではまだ結果が出ていないんです……。 いずれにせよ、今回のロシア大会ではグループリーグを突破したアフリカのチームがなかったですよね。

トークショーや料理教室の開催はあたりまえ

世界の料理本だらけの専門書店13選 #2世界各地にある料理専門書店を、Food52の記事をもとにご紹介しています。 前回はシドニー近郊にある、cookbookレヴューにも定評のある書店をご紹介しました。 今回はさらに3軒をご紹介していきたいと思います。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

シドニーの見どころは動物園だけじゃない!

世界の料理本だらけの専門書店13選 #1ぼくがcookbookにのめり込むようになったのは、サンフランシスコの料理専門書店に行ったことがきっかけだという話は、このククブクでも何度か書きました。 Amazonなどの通販で簡単に書籍が手に入るようになったいまでも、こういう料理専門書店に足を踏み入れると、その豊かな世界に胸がときめいてしまいます。 なんだろう、人類の文化遺産がすべてここに集結しているって感じ。 『ゲーム・オブ・スローンズ』の知識の城・シタデルのような……ってわ

すぐれたレシピはハリケーンにだって負けない

ニューオーリンズの300年を語るcookbook #1ニューオーリンズのラジオ局WWNOの番組『ザ・リーディング・ライフ』。 タイムズ・ピカユーン紙の元書籍編集者スーザン・ラーソンが本について語るという、J-WAVE『BOOK BAR』的な番組なのですが、ニューオーリンズが今年で市制300周年を迎えるということで、現在ニューオーリンズに関連した本の「読むべきリスト」を題材にトークを繰り広げています。 そして6月22日からはそのcookbook編が始まりましたので、今日から

多くのひとの人生に触れれば、人生はそれだけ豊かになる

発行人としてのアンソニー・ボーデイン今月の初めに亡くなったアンソニー・ボーデインについて、ククブクでは「作家」として光を当てた追悼文をご紹介してきました。 しかしマルチな才能を発揮した彼は、「テレビパーソナリティー」「漫画原作者」などいろいろな顔も持っています。 そのなかから、今日は「発行人」としてのアンソニーに注目したEaterの記事をご紹介したいと思います。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

あの2組の男女たち、まだ付き合ってるの?

ロンドンを定義するcookbook10選 #2cookbook『River Cafe London』がアメリカで発売になったのを機に、リヴァーカフェを創設したルース・ロジャースに「ロンドンの街を定義するcookbook」を紹介してもらっています。 昨日は、ロンドンにイタリア料理をもたらしたエリザベス・デイヴィッドと、モダン・ブリティッシュの体現者、ファーガス・ヘンダーソンのcookbookをご紹介しました。 今日はその続きです。 さっそくどうぞ! *** 続きはぜひ

やがてスタンダードになるものはいつも過激だった

ロンドンを定義するcookbook10選 #1昨年11月にイギリスで先行発売されていたcookbook『River Cafe 30』。 ククブクのストーリーでも何度か取り上げていますが、このcookbookが5月にアメリカで『River Cafe London』というタイトルで発売になったことで、ロンドンの食を再評価する動きが高まったようで、サヴール誌のサイトにこんな記事が掲載されていました。 記事は「ロンドンの街を定義するのに欠かせない10冊のcookbook」と題し、