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運ゲーWoT

このゲームは運要素があるので、
しっかり絞った自分の弾が真っすぐ飛ばずに外れて、
レティクルガバガバのはずの敵の走り撃ちを食らってしまう
なんて状況も稀によくある…

そんなとき、
絶対おかしいじゃん!何このクソゲー!
って少し前までは、自分もイラってしてストレスを感じてたけど、

今はそんなに心を乱されないようになった。

これはもう完全にお師匠のおかげ。

お師匠に撃ち合いを教えてもらった時、
お師匠は絶対に
「こうすれば当たる」とか、
「こうすれば躱せる」って言い方をしなかった。

「こうすれば、レティクルの拡散をわずかに抑えられるから、当たる確率を上げれる」とか、
「こうすれば、ほんの僅かでも被弾率を下げれる」
終始そんな言い方をした。

その一つ一つは確率のゆらぎの誤差程度なんだけど、
それを重ねていくことで極限まで当たる確率を高めた
弾が撃てるのだ。

初めてお師匠の配信を見たとき、
なんで飛び出し撃ちがあんなに素直に飛ぶんだろう?
なんで走り撃ちがあんなにバシバシ当たるんだろう?
ってまるで魔法を使っているように見えたんだけど、
種を明かせば普通の人が誤差程度のことだからといって
面倒臭がってやらないようなことを、
全てやりつくして確率を極限まで上げることで、
魔法は実現されていたのだ。

運ゲーだからこそ、確率を上げることを重要視したんだと思う。
たぶん、お師匠は運の力なんか一切信用してなくて、
極めてリアリストの確率論者だ。

それを知って以来、自分も不運によるストレスを感じなくなった。

最初の例みたいに、しっかり絞れている自分の弾が外れて
走り撃ちの敵の弾を食らった場合でも、
自分は絞れていて、
相手に絞らせずに撃たせる状況を作れていたんだから良し!
って考えられるようになった。
大事なことは、確率的に優位な状況を作れていたということなのだ。

たとえ、その試合はそのせいで負けてしまったとしても、
そもそもこのゲームは運ゲーなのだから短いスパンで一喜一憂しても仕方ない。
そればっかりは仕方のないことなので、
自分に出来ることは少しでも確率を上げて、
長いスパンで考えたときにより多くのスコアを出すことなのだと思う。

むしろ、このゲームが運ゲーなことを、
自分はありがたく思っている。


もし運要素が一切なくて、必ず狙った場所に弾が真っすぐ飛んでいくゲームだったとする。
その場合、先にエイムをおいて先に撃ったものが必ず勝つ
反射神経を競うゲームになるだろう。

とてもじゃないけど、自分はその世界で生き残っていける自信がない。

運ゲーだからこそ、レティクルをどのタイミングで絞るか?
如何にしてレティクルを広げないようにするか?
如何にして命中確率を上げて被弾率を下げるか?
って反射神経の無さを知恵で補える可能性がある。

WoTは運ゲーだから糞だ!って人の気持ちも、もちろん分かる。
不運が重なればイライラするかもしれない。
だけど、自分は適度な運ゲーのWoTが大好きだ!

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