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【クルー日記】BEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)ができるまで

こんにちは!
ジャングルクルーです!

今回は第9弾の新作ビール【BEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)】が完成に至るまでのお話しを書きたいと思います。
ちなみに【BEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)】は2024年6月7日(金)と6月30日(土)のイベントで飲むことができるので、
まだ飲んでない!また飲みたい!という方はぜひ下記のURLからご応募ください。


■2024年の「テーマは発信!」

2024年1月に打合せをした時に新たなチャレンジをしよう!ということでいくつか上がった案の中からやり始めたのが自分たちから声をかけて農家さんとのつながりをつくるということでした。
ありがたいことにこれまでの副原料に使っていたものは全てもともとあったご縁で、廃棄になるものや規格外のものを使わせていただいておりました。
ただ、これからは自分たちからも発信し、自分たちからも積極的にお声がけをすることで、アップサイクルへの取り組みをもっと広めようとクルー一同動き始めました。
まずはSNSを通じて農家さんにお声がけさせていただきました

■山内柑橘農園様との出会い

今回の副原料は時期的に柑橘系でいこうと決めてから柑橘系の農家さんと打ち合わせをさせていただきました。
農家さんには2つの質問を必ずさせていただきました。
①作物の廃棄はありますか?
②作物の廃棄に対して取り組んでいることはありますか?

①作物の廃棄はありますか?については9割の農家さんが「ある」と回答されました。
②作物の廃棄に対して取り組んでいることはありますか?については「ない」と回答した農家さんが7割でした。

そんな中、今回コラボさせて頂いた山内柑橘農園様のお孫さんとのオンラインでの打ち合わせがありました。

「おじいちゃん、おばあちゃんがつくっているブラッドオレンジをもっとたくさんの人に知って欲しいんです。」と、
彼は学生ながらにネット販売やクラウドファウンディングで自分にできることはないか?と行動にしていました。
「本当に美味しいんですよ!」と一生懸命伝えてくれる姿がとても印象的でした。

私も父が農家をやっていて農業の大変さを知っていたのでとても共感しました。
自分が地元に残って農業を継ぐ以上にできることはないか?農業を継ぐことが一番の親孝行なんじゃないのか?と自問自答したこともあります。
話しも弾んだ後半、「実はもう農園を閉めるかもしれないんです。」と打ち明けてくれました。

社会的に起きている農家の高齢化問題。
山内柑橘農園様も例外ではありませんでした。

何かお役に立てることがあればと思いサンプルを送っていただきました。

山内柑橘農園様より


サンプルを頂いて食べてみると驚きました。
ブラッドオレンジの色と甘さが想像以上だったのです。

色はまさにblood(血)の色をしていて、甘さは糖度12もありました!
糖度12がどれくらいかというと、イチゴや梨と同じくらいの甘さで、桃に近い糖度でした。
普通の柑橘類は10くらいと言われているのでかなり甘さを感じました。

これまで飲んだことのあるブラッドオレンジジュースはなんだったんだ?というくらい、
甘くて美味しいブラッドオレンジです。

鮮やかな赤と最高の甘みのブラッドオレンジ

■BEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)醸造

即決でブラッドオレンジを使うことにしました。
副原料の量に関してはブルワーさんとも話し様子を見ながら決めましょうと話しました。
まずは50kg、ブルワーさんにも協力していただき3人で手絞りです。

全て手作業です
絞った果汁を2回濾します

こうして50kgのブラッドオレンジを入れて1週間、クラフトビールの状態を確認しました。

50kg入れた後のBEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)

キレイなピンク色でした。
このままでも良かったのですが、もっと果汁の色を出したい!
ブラッドオレンジっぽさを出したい!
と、こだわって社長に直談判して、さらに50kgのブラッドオレンジを追加しました。

合計100kg。
これで色が出る保証はどこにもありません。
ただ、こだわりたかったのです。
ダメなら怒られよう。
そう思って再びブラッドオレンジを絞ります。

2回目はボランティアスタッフの方にもご協力いただきました。

ボランティアスタッフの方々ご協力ありがとうございました!

合計約10時間かけて絞った100kgのブラッドオレンジ果汁を投入。
完成品の色がこちらです。

鮮やかな赤色が出ました!

鮮やかな赤色が出ました!
少しでもブラッドオレンジが伝わるようにとこだわって良かったです!

あとは多くの方に飲んで頂くだけ。
ぜひイベントに来て飲んでみてください。


■BEAROOD ORANGE(べアッドオレンジ)
ABV:5.2% Style:フルーツセゾン
佐賀県太良町のブラッドオレンジを贅沢に使用したフルーツセゾン。
鮮やかな見た目とドライな口当たりが、スパークリングワインを彷彿とさせる飲みやすいビールです。

■使用する副原料について
JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)では、規格外野菜やフードロス、アップサイクル、エシカル、サステナブルへの取り組みをもっと身近に感じるきっかけつくりがしたい、という想いから副原料を選定しています。
今回はその想いに賛同いただいた佐賀県太良町の山内柑橘農園様より、ブラッドオレンジをご提供いただき新作ビールの醸造に至りました。
多良岳と有明海の幸を十分に受けて育ち、爽やかな酸味が感じられるブラッドオレンジをふんだんに使用した、【BEAROOD ORANGE(べアッドオレンジ)】をぜひご賞味ください!!

山内柑橘農園様Instagram


【JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)とは】

「たのしいはツクレル」をモットーに、島袋尚美をはじめとするクラフトビール好き3人が立ち上げた、クラフトビールに特化した「何でも屋」です。
SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」を軸として、フードロスや地産地消をテーマに、副原料に規格外の野菜を活用したアップサイクルなクラフトビール作りに挑戦しています。

”自分オリジナルのビールを作りたい” という方とブルワリーのマッチング
”新しいクラフトビールを作ったがPRできるイベントを打ちたい” という生産者の方のお手伝い
”小売の酒販免許を取りたいがアドバイスしてほしい” という店舗経営をされている方のサポート
など、クラフトビール界の様々な人脈を使ってあなたの「やりたい」を形にします。

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