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Wanna Oneという花道②

この間はカンダニエルについて話したので軽くWanna Oneというグループを紹介したい。produce 101というサバイバルオーディション番組で101人のアイドル練習生の中から選ばれた11人のことである。メンバーは

ユン・ジソン ハ・ソンウン ファン・ミニョン オン・ソンウ キム・ジェファン カン・ダニエル パク・ジフン パク・ウジン ぺ・ジニョン イ・デフィ ライグァンリン

前の記事でも述べたがWanna Oneは活動期間1年半という短い間絶大な人気を誇った。社会現象まで巻き起こしテレビで見ない日は無いと言われるほどだった。

ではなぜWanna Oneはそこまでの人気を誇ることができたのか。TWICEやペンタゴンといったグループもサバイバルオーディション出身であることからも韓国ではこのような形でのデビューは珍しく無い。しかしそのようなオーディション番組とこのproduce 101には大きな違いがある。それは「人数の多さ」と「事務所が一つではない」ということだと思う。

正直言うと101人もいれば誰かしらは自分のタイプがいるだろうということ。応援したいと思う人ができたら運営側の勝ちではないか。また出演してる練習生の年齢は中学生〜26歳と幅広くそれもまたいろいろな年齢層の視聴者を獲得できるだろう。そして様々な事務所から練習生が集まるため個性も様々だ。事務所によって何に力を入れてるか、どんな系統の顔の子が多いか、というのは偏りがある。だからいろんな事務所の子が集まればそれだけ色々な子がいるというわけだ。

そうしてるうちに放送が始まり世間では自分の応援してる子がデビューできるように、と広告活動が始まる。広告活動というものは日本ではあまり馴染みがないが韓国に行けば地下鉄までの道にはずらーーーっとアイドルの広告写真が並んでいる光景を目にする。誕生日をお祝いするものもあればこのようなオーディション番組の応援広告もある。この活動によってその番組を見ていない人も名前や顔を見ることになる。そうやって徐々に世間を巻き込んでいくのが韓国のアイドル応援方法だ。

例えば私はペジニョンが好きだ。恵まれたスタイルと顔の小ささ。パッとみただけで「アイドル顔」と呼ばれるような整った顔のその当時まだ高校生だった男の子。まぁよくそんな小さい顔に目と鼻と口が入ってるなと思うそれくらい小さーーい顔で、ダンスもすごく上手いのになぜかいつも下ばかり見てた男の子。トレーナーさんには「床と会話してるの?」と言われる始末。私はそのいじらしさで目が離せなくなった。こんなに才能があるんだから絶対にデビューしてほしい!!祈るような思いで毎回の放送を見ていた。日本からじゃ投票は出来ないから見守ることしかできないのがどれだけもどかしかったか。でもそんな子が回を重ねるごとに笑うようになってカメラに向かってウィンクまでできるようになってそしてちょっと変な子になって(元々変な子だった)そんな成長を見てまた応援したいと思って…。それはきっとわたしだけじゃなく他の子を応援してる人もそうだったと思う。

そうやって迎えた最終回。ペジニョンは10位で見事Wanna Oneになり花道を歩くことになった。私はまだ高校生だったけど親のような気持ちになったしそうやって思い入れがある分Wanna Oneも自然と応援するようになった。考えてみればそうやってWanna Oneのファンというものは成り立っていったし自分たちがデビューさせた!と言う思いもあるから絆がさらに強いような気がする。だからWanna Oneは1年半間違いなく花道だけを歩いたしそして今もそれぞれの道を照らしてくれていると思う。

ジニョンア、花道だけを歩いて。いつも幸せに。

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