今年もピンク色の梅シロップを仕込みました 【失敗が少ない簡単レシピも】
赤い梅のシロップ
今年も赤い梅シロップを仕込みました。
梅とスモモを掛け合わせた新しい品種の赤い梅に去年はじめて出会い、あまりに美味しかったので、今年は農家さんから直接購入しました。
箱を開けた瞬間から良い香りに包まれ、初夏の香りでいっぱい。
大きなルビー色の果実。美しくって見惚れてしまう。
使った品種
今年は「ミスなでしこ」で作りました。
【ミスなでしこ】田辺市三栖で生まれた、美しい紫色の梅。南高梅×パープルクイーンの類似種から生まれた梅で2010年に商標登録されたばかり。
アントシアニン、ポリフェノールを豊富に含み抗酸化作用がある。
ちなみに、去年は露茜で作りました。
【露茜】2009年に品種登録されたばかりの梅と日本スモモの交雑でできた注目の新品種。アントシアニンをはじめポリフェノール類など機能性成分が豊富に含まれる。
どちらも同じくらい色づき、香りも差はほとんどありませんでした。
飲み方
朝でも夜でもいつでも飲めるようにノンアルコールで。
ストレートだと甘みが強いので、炭酸で割ったり、それに少しだけアマレットを加えてカクテルにしても、ティフィンやアイスティーに入れても美味しい。
梅シロップをソーダで割ってカシスのシャーベットを浮かべるというレシピが美味しそうで、出来上がったら挑戦したい。
日本酒の梅酒も少しだけ作りました♪
見た目もほんのりピンク色で美しく、
飲んでも眺めても多幸感に包まれます。
浸けて5日目でこんな感じの色味です。うつくしい〜
こちらは去年作った1年熟成のシロップ。
奥が完熟の南高梅のから作ったもの。手前が露茜。
まだ希少種なためほとんど出回ってないそうですが、
青梅よりも果実っぽい香りで、味もとてもフルーティー。
見かけたら是非試してみてください。
失敗が少なく簡単なレシピ
最後に、毎年色々な比率や材料で作っている梅シロップ。
失敗が少なく簡単なレシピを備忘録として。
【梅シロップ簡単レシピ】
材料
梅1:氷砂糖1(だいたいで大丈夫!)
※氷砂糖は大粒のほうが、溶けるまでの時間が長く、よりエキスを抽出できる気がする。
※氷砂糖を甜菜糖や黒糖に変えても大丈夫ですが、せっかく香りが素晴らしいので、雑味やクセの少ない氷砂糖がおすすめ。
レシピ
1)梅の実をたっぷりの水に浸けて1-2時間ほどアク抜きをする。青梅の場合は5-6時間。
2)梅を洗ってヘタを串などで取る。
3)水気をキッチンペーパーなどできれいに拭き、焼酎やアルコールで表面を拭く。ヘタのあたりを念入りに。
※このあとフォークなどで刺してエキスが出やすくする方法もありますが、シロップに果肉が浮いてきてしまうので、やらないほうがおすすめ。
4)梅の実をジップロックなどに入れて一晩冷凍する。
※生梅を使うよりエキスの抽出を早められ、カビなどの失敗が少ない。但し、風味は若干落ちる。
5)保存用の瓶を熱湯消毒する。またはアルコール消毒する。
6)ビンが冷えたら梅を並べる。その上に氷砂糖の順に数回重ねて、最後は氷砂糖で終える。
7)数時間後には梅のエキスが滲み出てくるので、冷暗所に置いて、時々揺すって全ての梅が液体に浸かるよう動かす。1ヶ月ほどで完成!
※梅酒よりすぐに飲めて最高!!
※梅の実は長く漬けていると色が果肉に戻ってしまうのか、ピンクの色味が薄まる。頃合いを見て果肉は出すのが良さそう。
※冷蔵庫での保存が安心ですが、糖度が50%以上あれば常温でも大丈夫でした。
おすすめの保存瓶とサイズ
せっかくなので、おすすめの保存瓶も!
梅酒や梅シロップの作成には、口が広く、
見た目もスタイリッシュなこちらを使っています。
・取っ手がついていて持ち運びしやすい。
・3L以上だと重くて扱いにくくなるので、2Lを複数使用。
・いくつか小分けに作ると、失敗してもほかの瓶が残っているので、全滅を回避できる。
・2Lサイズだとそのまま冷蔵庫に入れられる!(これはとても便利!)
・また、砂糖やお酒の量を少しずつ変えて作って、熟成後にブレンドして好きな味に近づけたりもできるので、小分け良いですよ〜