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私の読書感想             「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」    イルセ・サン

以前から、HSPについても、本書の存在も知っていました。

読んでみて、読み進めていくうちに、思考のプロセスや具体的な状況が、あまりにも自分に当てはまっていて言葉を失いました。

自分のせいと考えて、細心の配慮や常にある緊張状態。

この本では、それらの改善法だけでなく、それを示された時、HSPの人がどう捉えるかを予測して、その上での思考法なども示されています。

この著者自身がHSPであることは、この本のとても優れた点であって

HSPの人に寄り添える本だと感じました。

内容(「BOOK」データベースより)
なぜこんなに音・におい・相手の表情が“気になってしかたがない”のか?「交友関係は狭いけれど深い」「競争や諍いは苦手だからしない」「ゆっくりだけど深く考える」…5人に1人が該当するHSP(とても敏感な人)が生きづらい世の中を“敏感さを武器”に強く生き抜くヒント。 --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者について
イルセ・サンIlse Sand
心理療法士。デンマークのオーフス大学で神学を学び、C・G・ユングとキルケゴールに関する修士論文を執筆。また、いくつかの心理療法的アプローチの訓練を受けており、デンマークの心理療法協会の会員でもある。数年間、デンマーク国教会の教区司祭を務め、現在はスーパーバイザー、トレーナー、講演者、セラピストとして活動している。
[訳者]
枇谷玲子Reiko Hidani
1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文化センターに留学。2005年、大阪外国語大学卒業。北欧の書籍の翻訳紹介に注力している。主な訳書に『ホテル1222』(アンネ・ホルト作、東京創元社)、『自分で考えよう―世界を知るための哲学入門』(ペーテル・エクベリ文、スヴェン・ノードクヴィスト絵、晶文社)などがある。
--このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。

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