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平らな心
人は誰でも自分の価値を認めてもらいたがっている。
子供は親や学校の先生に,
社会人は会社の上司や同僚,
妻は夫に,
自分の価値を認めてもらいたいがゆえに勉強や仕事をしがちである。
はたしてそれがいいことなのか,と問うてみる。
モチベーションアップのためにはいいかもしれないが,
天上から見たら否かもしれない。
もちろん子供は親に認めてもらいたい。それは子供の真実な心である。
しかし,親が認めていない事実が視えるから
認めてもらうためにいい子になる。
それは学校でも同じことであるし,会社や夫婦間でも同様だと思う。
だとすれば他者の価値を互いに認めることで
真の根底になるべきもの,「感謝」ゆえに仕事を,「楽しい」がために
勉強するようになる。
花を活ける時,
きれいに活けたい,仲間に負けたくない,賞をとりたいと思って活けるか。
否,やはり「ただ活ける」のである。
若い頃習った書の先生がおっしゃった「平らな心で書くのです。」
というお言葉が還暦の花活けにとってやっと心でわかるのである。