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ガンガの旅⑤未知の宿

リシケシを出発し
バスはひたすらヒマラヤの道を登って行く
ガードレールもない箇所も多く
落ちればみんな助かる道はない
バスが落ちた場合は救出が難しいので
そのまま放置な場合もあると聞いた

そんなヒマラヤの旅路
地元民たちは慣れたもんで
登る途中色んな街で、村で
さまざまな地元民を乗せながらバスは走る

途中ランチ休憩みたいなのを挟むために
小さなショップ前で止まった時

ヒンディも分からず
何時までの休憩か分からなかったのでバス前で
ぼんやり待っていると
白い服を着たヨガしてそうなインド人ぽい男性
が話しかけてきた

君はヨガマットを持っていて
首にルドラクシャマラをつけている
ヨガをやってそうな風貌だけど
瞑想をしに来たのか?

と聞いてきた

ルドラクシャマラはヨガの中でも
瞑想をしている人しかつけない


私はヨガをしにきた訳ではないが
ヨガをしてて瞑想をしている
ガンゴトリに向かう旅をしていると答えた

彼は興味深そうにしていた

その男性はヨガの講師をしているらしく
このヒマラヤの村で1ヶ月ほど滞在予定だと言った。定期的に生徒を連れてヒマラヤに来ている
そこでリトリートをしてたりするらしい


君の瞑想の秘密は何だい?
呼吸に集中する?

そう聞かれたので

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