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万年筆に漆。

どうも純一です。
僕の万年筆達はいつも、こちらのペントレイに立て掛けられて自分の出番に備えています。

さて、とある休日の朝。目覚めた瞬間、万年筆に漆を塗ってみたらどうなるんだろう。という興味が沸いた。

そこで漆の事を調べてみると、どうやら素人が手を出して綺麗に仕上げられるものではなさそうということが分かった。
まず、漆は透明ではない。褐色のような飴色をしている。
僕は漆は透明なのかと思っていたので、好きな物の上から漆を塗ってニスのような艶を出すだけのコーティング剤なのかと思っていた。

なので例えば、キャンプ万年筆の木軸に漆を塗ったら木目が綺麗に見えて、艶やかな美しい万年筆が出来上がり!という想像をしていた。
でも、どうやら、元々の色味とは違う色味になるようだ。
元々が黒い色の物に塗装するなら問題なさそうだが、僕が持っているキャップレス木軸はディープレッドなので、この絶妙な色味が失われてしまうのが怖い。
黒い軸に黒い漆を塗る為に、キャップレス木軸のブラックを買うことも検討したが、それはどちらかの万年筆を使わなくなる可能性が出てくる以上、それは僕にとっては悪手である。

でも、漆のことを調べていくうちに、漆は殺菌作用があったり、物の強度を上げてくれたり様々な恩恵があることを知った。
驚いたのは何百年も前に漆で仕上げた木材の箱が、今でも綺麗な状態で残っていること。

有難いことにキャップレス木軸と同素材のボールペンが安くはないが、数千円で買えるので今後、試しに漆を塗ってみようと思う。
それが上手くいったら、万年筆にも。。

自分だけのオリジナル万年筆を作るというのも、万年筆沼の住人なら粋だと思ってくれるはず。

ではまた!

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