43. 12年間のオンライン英会話
私はアメリカで仕事をする前からフィリピン系のオンライン英会話を続けており、約12年間続けました。アメリカに来る前に9年間、来てからも3年継続して英語の勉強を続けておりましたが、会議で何を言っているか正確に聞き取れるようになりませんでした。3年も経つと現地の米人のサポートもお願いしにくくなり、自分の英語力の低さが業務に影響してきてしまいました。
■リスニングに興味を持ったきっかけ
最近になり、子供の大学受験のためにTOEFL、ACT、SATを勉強する必要があり、自分も一緒に勉強していました。その時に子供も同じような状況になっていることが分かりました。改めてなぜ自分が聞き取りが出来ないのか調べてみた結果を共有したいと思います。
■なぜ聞き取れないのか?
・自分が認識している音と異なるため(音声知覚)
・連音化しており、単語単体で認識できないため(音声知覚)
・文章の構造が頭にストックされていないため(意味理解)
・単語の意味を理解していない(意味理解)
・背景知識
上記以外にもあるかもしれませんが、おおよそこの5要素に分類されるのではないかと思います。
■音声知覚
単語の正しい音を認識していると意味を正確に理解することが出来ますが、単語を間違った音声で覚えていると聞き取れません。
またアメリカ英語では単語が頻繁に連音化するため、連音化のルールを認識している必要があります。アメリカ英語の連音化のルールは下記の動画を参照。
■文章構造のストック
話される文章の構造を理解していないと、聞き取るのは困難です。
He is a tall man、という様な聞いたことがある文章ならば聞き取ることが出来ますが、He is the man who is tall, living in Sunderland in the UK with his beautiful wife,,,,など文章が長文かしたり、関係代名詞などを知らない場合、聞き取ることが難しくなります。
また上記の文章構造と単語が難しくなると聞き取りが難しくなります。ただ、文章構造が分かっていれば、分からない単語だけの意味を相手に確認することが出来るようになるため、次の話につなぐことが簡単になります。
上記のトレーニングには意味理解→シャドーイングがおすすめです。もっとも簡単なシャドーイング教材が始めることをお勧めします。
■背景知識
話されている会話のトピックが自分になじみがない内容だと聞き取りが困難になります。私も韓国語の通訳さんについてもらったことがありますが、通訳さんも1-2か月ずっと付きっ切りでその部署の専門単語を理解しないと正確に通訳することが出来ませんでした。なのでどんな通訳さんでも背景知識を覚えておく必要があります。
上記の大きく3つの要素、音声知覚、意味理解、背景知識を理解することで相手が何を話しているのか正確に把握できるようになってきて、英語のリスニング精度が向上するかと思います。
皆様のお役に立てれば幸いです