私と上野先生との出会い

私は子供のころはいわゆる腺病質(今はほとんど死語)で虚弱体質だっため、しょっちゅう風邪をひき、家の中で過ごすことが多かった。当時は戦後間もないころで食糧事情が悪かったのも遠因かもしれない。おまけにある時期から蓄膿症やアレルギー性鼻炎に見舞われ、苦しんでいた。いちばん酷いときはティッシュペーパーの箱がいくつあっても足りないという状態だった。いい耳鼻咽喉科の先生はいないかとあちこちまわってもみた。ある名医と呼ばれているお医者さんなどは私の鼻の中を診察しては、しきりに感心していらっしゃる。「鼻骨が実に面白い形をしている。」のだそうである。研究対象になるような代物(しろもの)らしい。でも治療ははかばかしくなかった。おまけに喘息が季節の変わり目になると出始めてしまった。鼻はつまるし呼吸は苦しい。吸入器は一時も手放せない状態だった。そんな時、上野先生に出会った。数えてみるとなんと7人目だった。これこそまさにラッキーセブン。アレルギーの原因を見つけ、それを和らげる薬を処方してもらうと、あら不思議!鼻も通り、呼吸もらくになった。それ以来喘息もピアりと止まり、あの苦しみをすっかり忘れてしまっている。いまでも2か月に1回ペースで通院を続けている。アレルギーの薬は飲み続けている。自分の体験からすると、病状が改善しないときは自分と相性のいい先生が見つかるまで捜し歩くのがいいのではないだろうか。3人目くらいで出会えれば幸運と思ったほうが良い。もちろん、日本の医学技術の水準は世界の最高クラスだと思うが、こいつは浮気っぽいと思われてもいいではないか。病気がよくなれば。最後に鼻で苦しんでいらっしゃる方に上野先生を紹介したい。
鹿児島市紫原3-33-2  ☎099-812-1133  うえの耳鼻咽喉科クリニック
               上野員義院長
☆ スタッフ・看護師のメンバーも全員やさしくて感じがよい。


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