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器用貧乏で何が悪い!〜マルチ・ポテンシャライト/エミリー・ワプニック


自分は4人兄妹の2番目。
自己分析するに、特段目立つ特徴がない、というのが特徴の一つかもしれない。めちゃくちゃ奇抜な見た目をしているわけでもなければ、ファッションもベーシックなものが好きだ。

スポーツはあまり得意な方ではなかった。
運動音痴とまではいかないけど、何をやってもそこそこ、という程度。
中学校時代には卓球にハマり、仙台市の強化選手に選んでもらったりもしたけど、仙台市の大会でベスト32に入れば自動で選出されるシステムだったので、人に誇れるようなものでもない。
大学の時にも体育会系の部活に所属し、国公立の7帝戦ではそこそこ良い成績に恵まれたものの、自分の力というより他のメンバーに救われた感じだ。それも、私大をふくめた「ガチ勢」との試合ではワンサイドゲームになること多々。

スポーツに比べると勉強は割と得意だった。
中学校では学年一桁をキープ(昔は順位が出てた)してて、県内で最難関といわれる進学校になんとか入学した。
高校は流石に周囲のレベルが高かったため、真ん中より上くらいのポジションだったけど、なんとか頑張って地方の国立大学に入学した。

大学に入っても、よくある「授業にでないでバイトに明け暮れる」みたいな生活は送らずにいたって真面目な学生生活を送った。
研究室に配属されてからも、要求されるもののレベルはそれなりに高かったけど、現地調査の面白さ(ちょうど、研究が海外の現地調査が必要なテーマで何度か研究名目で海外に行けた)にも触れつつ学生生活を過ごした。

そして、修士まで進んで就職。
それなりの大学だったので学校推薦制度があり、5社くらい申し込んだものの結局第一志望の会社に就職し、今に至る。

文章にしてみても、凪のような人生ですな・・・w
もちろん、苦しいこと、嬉しいこと、楽しいことも山ほどありました。
けど、順調な人生と言えると思います。

話を本題に戻して・・・

こんな人生を歩んできたことを反映してか、自分は割と
「何かに突出してないけど、大半のことで平均点くらいとれる」
というタイプです。

もしかしたら、同じような人もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、今の時代って何か熱くなれるものを見つけて一途に追求し続ける人にスポットが当てられる時代。
研究者であったり、会社でも「あの分野の人ならこの人」というポジションだったり。テレビなどで特集されるのは、色々な分野を浮気して回ってる人ではなく、ターゲットを定め、淡々と目標に向かう(道を極める)職人的な人。

今となっては時効かもしれませんが、自分は会社の上司との面談で
「器用貧乏になるな」
的なことを面と向かって言われたこともあります。
そして、それを真に受けて悩んだことも。

でも、これからの時代はこんな自分の特徴も武器になりうるのではと思わせてくれたのが本日ご紹介する一冊「マルチポテンシャライト」です。

著者はTEDでも講演しているので、興味のある方は見てみてください。

人生100年の時代が来ると言われており、中には現在の職人さんのように、1つの道を極め続けるという生き方をする方もいるでしょう。
でも、多くの職業では急速な科学技術の進歩により、代替されたり、仕事の仕方が大きく変わったりという変化に晒され続けると言われています。
そうなると、器用貧乏さんも生きてく道がありそうです。というより、器用貧乏こそ生きやすい世の中になるかもしれませんね。

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