(おすすめ本)こころの対話 25のルール
・話すより聞く方が大事
・相手に話をさせて気持ちよくなってもらおう
・口が1つなのに対して耳が2つ付いているのは、聞く方が大事だから
ビジネス書界隈では異口同音でこのようなことが繰り返されていて、聞くことの重要性に付いて知らない人はいないかと思います。かくいう自分も、傾聴に関する本であったりカウンセリングに関する本を数冊読んだことがあり、色々と知識だけは持っておりました。
相手の話は遮らない。
アドバイス、批判をしない。
うなづきと相槌が大事。
そんなことは、頭ではわかってるものの・・・実際に人と対面して話をすると、聞いている途中から
「そうじゃねえんだよなぁ・・」(口悪くてすみませんが)
「こうすればいいのに」
「愚痴ってたって、何も状況変わらんでしょ」
と自動的にそんな思考に頭を乗っ取られること多々。意外と人の話を黙って聞くのって難しいですよね。
上記のように色々なテクニックは類書で紹介されていますが、本書の内容は自分の中に非常にストンと落ちた感じでした。
本書で言いたいのは、要するに
”ちゃんと人の話を聞きましょう”
ということ。
何を当たり前のことを!とか、そんなの知ってるわ!という貴方様。
聞いている途中に、自分の話す内容を考えたりしてませんか?
本書を読んで、つくづく「あ、自分って人の話をちゃんとは聞けてないな」と痛感した次第でした。
そして、色々傾聴のテクニックはあるものの、突き詰めると、邪魔もせず、雑念に頭を乗っ取られず、集中して人の話を聞く、ということに行き着く。
それだけで人間関係はだいぶ改善するはずです。
(自分も少しずつ実感中)
折に触れて読み返したくなる、そんな素敵な一冊です。